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資料2-2 厚生労働科学研究の成果のまとめ(令和3年度) (93 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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5.研究成果の評価
必要性

食品の安全性の確保は多くの国民が高い関心をもっており、国民の

の観点

健康へ直接的に影響を及ぼす。本研究事業の実施により、科学的な根

から

拠に基づく施策(食品等の規格基準の策定、効果的・効率的な監視・
検査体制の整備等)の検討が可能となることから、食品の安全確保の
推進に必要かつ重要である。

効率性

食中毒対策、食品中の有害物質(残留農薬、放射線等)などの国民

の観点

の関心の高い研究、新たな課題への対応、リスクコミュニケーション

から

の手法の開発、新たな検査法の開発等の成果は、各種の通知やガイド
ラインの作成に直接反映され、効率的・効果的に施策に活用されてい
る。
さ ら に 、 「食 品 安 全 に 関 す る 研 究 調 査 の 横 断 的 か つ 俯 瞰 的 な 評 価 ・ 戦
略 策 定 を 充 実 す る た め の 研 究 」( 以 下 「 総 合 的 研 究 」 と い う 。 ) に よ っ
て、個別の研究班の成果の質の向上、及び事業全体の効率的な運営と
総合的な成果の向上がなされている。

有効性

得られた成果は、食品安全行政の企画立案・評価を含め、国内で活

の観点

用されるほか、国際機関にも提供される等、国際交渉や国際貢献にも

から

活用されており、有効性が高い。

6.改善すべき点及び今後の課題
「食品等の規格基準を設定するための科学的根拠を与える研究」、「食品
中の各種分析法等を確立する研究等のリスク管理に資する研究」、「食中毒
発生の防止、原因究明の迅速化・高度化による被害拡大の防止等に資する研
究」、「新たな技術を利用して開発された食品のリスク評価・管理に資する
研究」などは、食品安全行政におけるリスク管理機関として必要となる、食
品衛生基準や検査法、国際協調・貢献、リスクコミュニケーション推進に関
する科学的知見の集積に資する重要なものであり、引き続き推進する必要が
ある。
また、政府一体で進められる農林水産物・食品の輸出促進なども見据えた
食品の国際基準・国際整合性等に直結する研究等も推進していく必要があ
る。
さらに、研究班の間の情報交換等を積極的に行うことでより効率的・効果
的に研究を推進するべきである。個々の研究班(特に若手研究班)の成果の
質の向上や、研究班間の横断的な情報交換等により、研究事業が総合的かつ
実効的に遂行されることが必要である。

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