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【別添】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き別冊罹患後症状のマネジメント(第3.0版) (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00402.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き別冊罹患後症状のマネジメント(第3.0版)(10/20)《厚生労働省》
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●新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 診療の手引き

研究名 / 執筆者
引用番号

国名

研究デザイン

別冊

組入患者数

罹患後症状のマネジメント・第 3.0 版 ●1 罹患後症状

患者背景
(年齢,入院 / 外来,
重症度など)

罹患後症状の頻度・リスク,種類

備考

非罹患者との比較
Subramanian 英国
et al,
2022

コホート研究
約 48 万症例
2020/1-2021/4
(retrospective (約 190 万人の
に診断された非入院
matched) 非罹患者と比較) 患者の罹患後 12 週
の症状を診療データ
ベースから症例対照
比較

62 の症状が罹患後 12 週に有意な関連性.
特に関連性が高かったもの:
嗅覚障害,脱毛,くしゃみ,射精障害,
性欲低下

罹患後症状とワクチンの関連性
Byambasuren 米国,英国,
系統的レビュー 16 の観察研究
感染前のワクチン
et al,
フランス,イタ
(プレプリント
接種の効果を検討
2023
リア,オランダ
を含む)
(12 論文)

感染後のワクチン
2021 年 12 月
接種の効果を検討
までに発表された (5 論文)

論文から抽出
Watanabe 大部分が高所得 系統的レビュー・ 約 63 万症例
et al,
国 ( 日本含む ) メタ解析
(全 12 論文)
2023

2022 年 9 月ま

でに発表された

論文から抽出


図 1-1

感染前の 2 回の COVIC-19 ワクチン接種が,
その後の罹患後症のリスクを低下させる
(8 論文中 6 論文)
感染後のワクチン接種が罹患後症状のリスクを
低下させる
(5 論文中 3 論文)

ほとんどの論文にお
いて,交絡の調整不
足によるバイアスが
中等度〜深刻と評価
されている.

約 54 万のワクチン 感染前の COVID-19 ワクチン 2 回以上接種者
未接種患者と約 8 万 におカる罹患後症状のリスク
のワクチン接種患者 OR:0.6(対未接種者)
の観察研究 (6 論文 ) OR:0.6(対 1 回接種者)
および約 8,000 名の
罹患後にワクチン接
種を受けた罹患後症
状患者 (6 論文 )

罹患後症状が既にあ
る人への COVID-19
ワクチン接種の影響
は,症状の変化を示
すデータと示さない
データがあり,一定
した見解が得られず.

代表的な罹患後症状の経時的変化

倦怠感

筋肉痛

呼吸困難感 筋力低下 集中力低下

喀痰

手足のしびれ 眼科症状

脱毛

睡眠障害

嗅覚障害

咳嗽

頭痛

味覚障害

記憶障害

関節痛

皮疹

耳鳴り

咽頭痛

発熱

下痢

感覚過敏

腹痛

意識障害

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