よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【別添】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き別冊罹患後症状のマネジメント(第3.0版) (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00402.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き別冊罹患後症状のマネジメント(第3.0版)(10/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

改訂第 3.0 版

はじめに

『罹患後症状のマネジメント

第 2.0 版』が発刊されておよそ 1 年が過ぎました.WHO は,

2023 年 5 月 5 日,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は依然として国際的に大きな脅

威にあると警告しつつ,PHEIC(国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態)宣言の終了を発
表しました.また,我が国では,同年 5 月 8 日,COVID-19 は感染症法上の 5 類感染症に位

置づけられましたが,引き続き,COVID-19 罹患後症状に悩む患者さんの訴えに耳を傾け,寄
り添ってフォローをしていくことは重要です.

今回の改訂にあたり,最新の知見について各臨床分野の専門の先生方に加筆していただいた

ほか,地域の医療を支えるプライマリケア医が初期診療を進める際に役立てていただけるよう

「第 2 章:罹患後症状を訴える患者へのアプローチ」
を大幅改訂し,
医療面接での問診内容の一例,
罹患後症状を訴える患者の症状アセスメントやテストツール,罹患後症状を訴える患者に対す

る検査項目の一例,患者説明のポイントなどを加えました.また,
「第 10 章:小児へのアプロー

チ」に「医療機関-学校等の関係者間連携と説明」を加えたほか,第 13 章に「罹患後症状に
関する診断書や意見書の記載例」などを加えました.さらに,「第 14 章:症例集」として他疾
患との鑑別ができた例,フォローアップにより経過が改善した例,回復がなかなか見られなかっ
た例などをまとめました.

罹患後症状に悩む患者さんの診療や相談にあたる,かかりつけ医等や医療従事者,行政機関

の方々に,
本書をご活用いただき,
罹患後症状に悩む患者さんの症状の改善に役立てば幸甚です.

2023 年 10 月 編集委員会を代表して 岡部 信彦