参考資料4 がん検診事業のあり方について(案)令和4年12月 (113 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_30625.html |
出典情報 | がん検診のあり方に関する検討会(第37回 1/30)《厚生労働省》 |
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厚生労働科学研究費補助金「がん検診の精度管理における指標の確立に関する研究」班(研究代表者:高橋
宏和)、「職域がん検診における精度管理指標の測定・基準値設定と新指標測定法の開発・実用化に関する
研究」班(研究代表者:祖父江友孝)において、プロセス指標の基準値(許容値、目標値)を設定した。
設定の方針は、目指すべき感度・特異度に基づき、これらと性・年齢階級別のがん罹患率により要精検率、
がん発見率を算出した。基準値の項目は、要精検率、精検受診率(基準値を 90%とする)、がん発見率、陽
性反応適中度、CIN3 以上発見率(子宮頸がんのみ)、非初回受診者の 2 年連続受診者割合(乳がん、子宮頸
がんのみ)、感度、特異度(要精検率と関連する指標として)とした。
基準値の対象年齢は、胃がん:50-74(69)歳、大腸がん、肺がん、乳がん:40-74(69)歳、子宮頸がん:2074(69)歳、20-39 歳、40-74(69)歳とした。子宮頸がんは対象となる年齢の幅が広く、対象集団における平均
的ながん罹患リスクを1つに設定することが難しいため、上記のように対象年齢を分類した。
全国の標準的な性・年齢階級に基づいた基準値を表7(上限 74 歳)、表 7-2(上限 69 歳)に示す。これと
は別に、自治体や保険者によっては、性・年齢階級に偏りがあるため、それぞれの対象集団における性・年
齢階級に応じて独自に基準値を算定し、がん検診事業の評価に役立てていただきたい。
基準値の一覧を次頁以降に示す。
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