参考資料4 がん検診事業のあり方について(案)令和4年12月 (131 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_30625.html |
出典情報 | がん検診のあり方に関する検討会(第37回 1/30)《厚生労働省》 |
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なお、「地域保健・健康増進事業報告作成要領」には要精検の定義が記載されており、「問診結
果のみに基づき要精密検査となった場合は要精密検査者数に計上しない」と整理されています。
Q32
チェックリストの「検便採取後即日(2 日目)回収を原則とする」とはどういう意味でしょう
か。
A32
原則採便当日と前日の便を回収することです。
高度な便秘や回収のタイミングが合わないなどの場合は 3 日以内でも許容されますが、原則は
2 日以内です。
Q33
同じ日(朝と夜)に 2 本採便される場合がありますが、これは精度管理上問題がありますか。
1 本目と 2 本目との間は何時間以上あけるべきでしょうか。
A33
原則違う日に採取するべきですが、次善の策として、同一日でも別の排便であれば許容されま
す。1 本目と 2 本目の間隔は特に規定されていません。
2 日法の趣旨は、異なる検体から採取することで間欠的な出血を捉えるということです。何時間
あければ感度が上がるというデータに基づいているわけではなく、複数の検体で、という点がポ
イントです。もし複数の検体を採取するなら通常は日が違う検体で、ということになりますが、
次善の策として、同一日でも別の排便であればかまいません。
Q34
受診者への結果通知の期限が、大腸がん検診のみ2週間以内(他がんでは 4 週間以内)となって
いる理由を教えてください。
A34
大腸がん検診は他がん種と異なり結果が早く分かる(二重読影などが不要)ためです。欧州の精
度管理に関するガイドラインでも、15 日以内に結果を報告することが推奨されています。
④肺がん
Q35
読影医の要件(※)が指定されている理由を教えてください。
A35
肺癌の読影をしている医師が読影しないと、適切に胸部エックス線写真の判定ができない場合
があるからです。
普段肺癌の読影をしていない医師が読影した場合に、進行がんさえも見つからない恐れがあり
ます。
※読影医の要件
・第一読影医:検診機関などで開催される「肺がん検診に関する症例検討会や読影講習会
(注)」に年1回以上参加していること
・第二読影医:下記の 1)、2)のいずれかを満たすこと
1) 3 年間以上の肺がん検診読影経験があり、かつ検診機関などで開催される「肺がん検診
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