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参考資料4 がん検診事業のあり方について(案)令和4年12月 (133 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_30625.html
出典情報 がん検診のあり方に関する検討会(第37回 1/30)《厚生労働省》
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4-2.「事業評価のためのチェックリスト」で規定されていない項目について
①5 がん共通
Q40

本市では人間ドックへの住民のニーズが高いのですが、人間ドックを委託契約している医療機
関から精検結果が報告されません。どのように対応すれば良いでしょうか。

A40

国民健康保険事業として市町村が行っている人間ドックの中で、がん検診に該当するものは「地
域保健・健康増進事業報告」に計上することになっています(厚労省確認済み)。つまり、公費
を使って自治体が行う検診は全て対策型検診であり、指針やチェックリスト等に沿って精度管
理を行う必要があります。
まずは医療機関に対して、
「対策型検診の委託先機関はチェックリストの遵守が求められている
こと」を丁寧に説明してください。市からの説明で納得が得られない場合は都道府県担当者に相
談し、県やがん部会から改善依頼をしてもらうようにしてください。それでも改善されない場合
は、がん検診の委託先から外すことも検討してください。
精検結果の把握は検診精度管理の重要な要素で、精検未把握率は 0%にする必要があります。地
域住民のニーズが高くても、その精度管理が不十分であればがん検診の成果は得られず、住民サ
ービスにつながりません。

Q41

(胃がん・乳がん・肺がん)病院又は診療所で胃エックス線・マンモグラフィ・胸部エックス
線撮影を行う場合、医師の直接の立会いは不要ですか。

A41

病院・診療所において、医師の指示の下で行う場合は、いずれも立会いは不要です。
関連ガイドライン(※)では医師の立会いについて明記されていません。この背景として、技師
の技術認定や機器の基準が整備されており、安全性を担保する仕組みが整っていること、また、
不測の事態が起きた際には施設内に医師がいるため迅速に対処できること、などが考えられま
す。
ただし、病院・診療所以外の場所(バス検診など)では対応が異なります。胃部エックス線撮影
では医師の立会いが必要です。一方、胸部エックス線撮影とマンモグラフィでは一定の要件を満
たせば医師の立会いは不要です(※※)。
※新・胃 X 線撮影法ガイドライン(2011 年)、マンモグラフィによる乳がん検診の手引き(第6版)、肺癌取
扱い規約(第 8 版、肺がん検診の手引き)
※※厚生労働省「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針(令和 3 年 10 月 1 日一部改正)」参照。
医師不在時の検診実施要件については、「検診機関用チェックリスト」を参照。

Q42

(肺がん・乳がん)
二重読影や比較読影の方法について、現在チェックリストで示されていること(※)以外に、何
か規定はありますか。例えば、読影は 2 名が独立して行うべきなのか、2 名の読影結果が異なる
場合、最終判定はどのようにしたら良いかなど、何か統一方針があれば教えてください。

A42

地域によって読影医の構成が異なり、様々な方法がとられています。現場の状況に合わせて判

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