参考資料4 がん検診事業のあり方について(案)令和4年12月 (28 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_30625.html |
出典情報 | がん検診のあり方に関する検討会(第37回 1/30)《厚生労働省》 |
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図4 住民検診における評価・フィードバック・公表の全体像
(4) 住民検診の精度管理上の留意点
(4-1) 集団検診と個別検診における精度管理の特徴
検診の提供体制には集団検診方式と個別検診方式がある(表13)。集団検診では契約施設が少な
く検診体制が統一しやすいため、比較的精度管理が容易である。一方、個別検診では、関与する組織
が多いため(図5)体制統一がしにくく、精度管理が難しい。
個別検診における検診機関の定義は、「実際に検診を受託する個々の医療機関(診療所やクリニッ
クなども含む)」である。従って個別検診では各医療機関が精度管理の対象となり、各々において「検
診機関用チェックリスト」に準じた体制整備が求められる。ただし、地域によっては、地区医師会を 1 検
診機関として扱い、各医師会において加盟医療機関の体制統一を進めることで、より円滑に精度管理
が行える可能性がある。地区医師会がどの程度精度管理に協力できるかは地域差があるが、自治体
は日頃から地区医師会等に対し、対策型検診の意義や精度管理の必要性を説明し、精度管理への
協力体制を準備しておくことが求められる。
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