参考資料4 がん検診事業のあり方について(案)令和4年12月 (40 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_30625.html |
出典情報 | がん検診のあり方に関する検討会(第37回 1/30)《厚生労働省》 |
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Mark J Dobrow et.al. Consolidated principles for screening based on a systematic review and consensus process.CMAJ. 2018
【概要】1968 年に Wilson & Jungner より検診に関する 10 原則が提唱されて以降 50 年が経過したが、現在でもこれらは通用するのか。この評価のために、本稿
では Wilson&Jungner、Andermannらの原則を含む関連論文を系統的にレビューし、Delphi 法により検討した。検索された論文は 41 報であり、367 の原則を抽
出し、ドメイン別の 12 の原則に統合した。原則は、疾患/状態、検査/介入、プログラム/システムの原則としてさらに分類された。 Wilson & Jungner の 10 原則は
8 つに集約され、4 つが新たに採用された(下線)。原則は、2 ラウンドのコンセンサスプロセスで国際的な検診の専門家により評価された。Wilson & Jungner によ
る原則は本質的であるが、プログラム/システムに関する問題やその後の対応などを完全に捉えていないため、本統合原則は、対策型検診を考える上で、包括
的で現状に則した原則になり得る。
※Wilson & Jungner による検診に関する 10 原則になく、本稿で採用された原則を下線で示す。
原則 (研究班訳)
1. Epidemiology of the disease or condition
・疾患または状態の疫学を十分に理解し、これらが重要な健康問題である必要がある
(発見率/有病率が高い/増加している、またはこれらにより罹患率/死亡率が増加している)
疾患/ 状態
2. Natural history of disease or condition
・疾患または状態の自然史を十分に理解し、疾患または状態を明確に定義され、検出可能な前臨床段階が存在する
3. Target population for screening
・対象集団は明確に定義され(年齢など)、同定および接触可能である
4. Screening test performance characteristics
・検査精度特性は目的に適しており、感度、特異性、陽性反応的中度などが正確に算定され、信頼性および再現性がある
検査/ 介入
・検査は対象に受け入れられ、安全、安価、効率的に実行・管理できる
5. Interpretation of screening test results
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