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参考資料4 がん検診事業のあり方について(案)令和4年12月 (135 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_30625.html
出典情報 がん検診のあり方に関する検討会(第37回 1/30)《厚生労働省》
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うなことを記載するべきか教えてください。
A43

記載項目は「地域保健・健康増進事業報告作成要領」の規定に従ってください。
偶発症は検診で起きる不利益の一つです。住民の不利益を最小化するため(精度管理)、自治体
は毎年偶発症の発生数を把握し、国に報告することが求められています。

Q44

精検結果の報告について、精検受診者に文書料を請求している医療機関があるため、「がん検診
は公費を投入した市町村の事業であり、精密検査結果の把握はその一環である。また、文書は市
町村に戻るだけで受診者に交付される訳でもない。このため、精密検査結果報告書の文書料を受
診者から徴収するのは望ましくない」との申し入れをしていますが一向に改善されません。国か
ら何か文書等で通知があると助かります。

A44

文書料を請求しないことに関する文書等による通知はなく、現状では引き続き説明を続けるこ
とになります。
今後も協力が得られないようであれば都道府県の担当者に相談し(精度管理は都道府県の役割
でもあります)、がん部会長名で当該医療機関に改善依頼をするなど、医師会等の関係機関の協
力も得ながら、説明を続けてください。

Q45

検診に従事していない医師や地域医師会等に、検診と診療の違いについて説明したいのですが、
参考となる資料はありますか。

A45

下記の資料を参照してください。
「かかりつけ医のためのがん検診ハンドブック(厚労省がん検診受診向上指導事業)」
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000059490.html
公益財団法人がん研究振興財団、冊子・パンフレット一覧、検診とがん~正しい検診を知る 5
分間~
https://www.fpcr.or.jp/pamphlet.html

②胃がん
Q46

胃内視鏡検査で、事前の血液検査(感染症チェック)が必須でない理由を教えてください。

A46

日本消化器がん検診学会の「対策型検診のための胃内視鏡検診マニュアル」では、消化器内視鏡
の感染制御に関するマルチソサエティ実践ガイド(※)に準じ、検査毎に、用手および自動洗浄
消毒装置での洗浄と高水準消毒液を用いた消毒が求められています。このマニュアルに沿って
内視鏡機器を適切に消毒・洗浄することが検診実施要件の一つであり、マニュアルを遵守してい
れば内視鏡を介した感染を防ぐことができます。ただし、洗浄・消毒が不適切であれば、今後内
視鏡件数の拡大に従って感染拡大を招く恐れがあり、マニュアルの遵守徹底が必要です。
※マルチソサエティ実践ガイドでは「検査ごとに適切な洗浄・高水準消毒が行われ、標準予防策
が遵守されれば、内視鏡検査による患者間の交差感染防止を目的とした内視鏡検査前の感染症
チェックは不要である」となっています。

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