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予算執行調査資料 総括調査票(令和5年6月公表分) (49 ページ)
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公開元URL | https://www.mof.go.jp/policy/budget/topics/budget_execution_audit/fy2023/sy0506/0506d.html |
出典情報 | 予算執行調査資料 総括調査票(令和5年6月公表分)(6/30)《財務省》 |
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1/4
総
調査事案名
括
調査対象
予 算 額
(17)診療報酬(調剤報酬)
府省名
厚生労働省
組織
厚生労働本省
調
会計
一般会計
査
票
令和4年度:11,807,626百万円の内数 ほか
(参考 令和5年度:11,923,799百万円の内数)
項
医療保険給付諸費ほか
調査主体
共同
目
後期高齢者医療給付費等負担金ほか
取りまとめ財務局
(九州財務局)
①調査事案の概要
【事案の概要】
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018
2019
2020
2021
調剤報酬のうち調剤基本料等の技術料については、近年の薬剤師数の増加により、薬剤師一人当たりの処方せん枚数が減少する中でも処 【図1】薬剤師数等の推移
薬剤師数
方せん1枚当たりの技術料は上昇し、薬剤師一人当たりの技術料の水準は維持されている。【図1】
技術料のうち調剤基本料(令和4年度実績:2,700億円程度(※1))は、医薬品の備蓄等の体制整備に関する経費を評価したものであり、 130
処方せん1枚
薬局経営の効率性を踏まえ、処方せんの集中率や受付回数等に応じて設定されている。令和2年度診療報酬改定においては処方せん集中率
当たり技術料
が著しく高い薬局について、令和4年度診療報酬改定においては大型チェーン薬局について調剤基本料の見直しを実施している。【図2】
薬剤師一人
一方で、調剤基本料には、かかりつけ薬剤師が機能を発揮し、地域包括ケアシステムの中で地域医療に貢献する薬局など、一定の機能を 100
当たり技術料
有する薬局を評価するための「地域支援体制加算」(令和4年度実績:1,500億円程度(※1))がある。当該加算を算定するに当たり、地
薬剤師一人
域医療に貢献する体制を有することを示す実績や、一定割合以上の後発医薬品の調剤を行うことなどの要件(施設基準)が設けられている
当たり処方
70
せん枚数
が、調剤基本料1を算定する薬局に関しては要件が大幅に緩和されている。【表1】
また、厚生労働省においては平成27年に「患者のための薬局ビジョン」を策定し、基本的な考え方として「いわゆる門前薬局など立地に
(年度)
依存し、便利さだけで患者に選択される存在から脱却し、薬剤師としての専門性や、24時間対応・在宅対応等の様々な患者・住民のニーズに
(出所)厚生労働省「調剤医療費(電算処理分)の動
対応できる機能を発揮することを通じて患者に選択してもらえるようにする」ことを掲げている。
向」「医師・歯科医師・薬剤師統計」等。
(注)薬剤師数の奇数年度は、直近年度からの推計値。
※1 厚生労働省「令和4年社会医療診療行為別統計」より算出(医療費ベース)。調剤基本料は各加算を除いた金額。
【図2】調剤基本料の構造
「新経済・財政再生計画 改
革工程表2022」(抜粋)
56.調剤報酬のあり方の検
討及び良質な医療の効率
的な提供
a.2022年度診療報酬改定
における、地域における
かかりつけ機能に応じた
適切な評価や調剤料など
の技術料を含めた対物業
務から対人業務への構造
的な転換に係る診療報酬
上の対応について、その
影響の検証等を踏まえ、
2024年度診療報酬改定に
おいて必要な見直しを検
討。
(1)大型チェーン薬局以外
処方せん
集中率
(%)
令和2年度
診療報酬改定
100
95
85
70
調剤基本料2
26点
調剤基本料1
42点
【表1】地域支援体制加算の施設基準
(4)一定時間以上の開局
4,000
1,800 2,000
処方せん
令和4年度
受付回数
診療報酬改定
(回/月)
調剤基本料3ロ
調剤基本料3イ
16点
21点
(2)大型チェーン薬局
処方せん
集中率
(%)
100
95
85
調剤基本料1
42点
調剤基本料3ハ
32点
又は 調剤基本料2
3.5 4
万回 万回
26点
40万回
グループ全体の
処方せん受付回数
又は
300店舗以上
又は店舗数
調剤基本料1
以外
加算1 加算2 加算3 加算4
39点 47点 17点 39点
○
○
○
24回以上
○
○
調剤基本料1
(1)地域医療に貢献する体制を有する
ことを示す実績
(2)患者ごとに、適切な薬学的管理を行
い、かつ、服薬指導を行っている
(3)患者の求めに応じて、投薬に係る
薬剤に関する情報を提供している
(5)十分な数の医薬品の備蓄、周知
(6)薬学的管理・指導の体制整備、在宅
に係る体制の情報提供
(7)24時間調剤、在宅対応体制の整備
(8)在宅療養を担う医療機関、訪問看
護ステーションとの連携体制
(9)保健医療・福祉サービス担当者と
の連携体制
(10)医療安全に資する取組実績の報
告
(11)集中率85%超の薬局は、後発品の
調剤割合50%以上
実績要件
➊ 麻薬小売業者の免許
➋ 在宅薬剤管理の実績
➌ かかりつけ薬剤師指導料等
に係る届出
➍ 服薬情報等提供料の実績
➎ 地域の多職種と連携する会
議に出席
① かかりつけ薬剤師指導料等
の実績
② 単一建物診療患者が1人の
在宅薬剤管理の実績
③ 夜間・休日等の対応実績
④ 麻薬の調剤実績
⑤ 重複投薬・相互作用等防止
加算等の実績
⑥ 外来服薬支援料の実績
⑦ 服用薬剤調整支援料の実績
⑧ 服薬情報等提供料の実績
⑨ 地域の多職種と連携する会
議に出席
12回以上
1回以上
○
○
1つ
以上
1つ
以上
40回以上
○
24回以上
○
400回以上
10回以上
40回以上
12回以上
1回以上
60回以上
5回以上
3つ
以上
8つ
以上
1つ
以上
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総
調査事案名
括
調査対象
予 算 額
(17)診療報酬(調剤報酬)
府省名
厚生労働省
組織
厚生労働本省
調
会計
一般会計
査
票
令和4年度:11,807,626百万円の内数 ほか
(参考 令和5年度:11,923,799百万円の内数)
項
医療保険給付諸費ほか
調査主体
共同
目
後期高齢者医療給付費等負担金ほか
取りまとめ財務局
(九州財務局)
①調査事案の概要
【事案の概要】
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018
2019
2020
2021
調剤報酬のうち調剤基本料等の技術料については、近年の薬剤師数の増加により、薬剤師一人当たりの処方せん枚数が減少する中でも処 【図1】薬剤師数等の推移
薬剤師数
方せん1枚当たりの技術料は上昇し、薬剤師一人当たりの技術料の水準は維持されている。【図1】
技術料のうち調剤基本料(令和4年度実績:2,700億円程度(※1))は、医薬品の備蓄等の体制整備に関する経費を評価したものであり、 130
処方せん1枚
薬局経営の効率性を踏まえ、処方せんの集中率や受付回数等に応じて設定されている。令和2年度診療報酬改定においては処方せん集中率
当たり技術料
が著しく高い薬局について、令和4年度診療報酬改定においては大型チェーン薬局について調剤基本料の見直しを実施している。【図2】
薬剤師一人
一方で、調剤基本料には、かかりつけ薬剤師が機能を発揮し、地域包括ケアシステムの中で地域医療に貢献する薬局など、一定の機能を 100
当たり技術料
有する薬局を評価するための「地域支援体制加算」(令和4年度実績:1,500億円程度(※1))がある。当該加算を算定するに当たり、地
薬剤師一人
域医療に貢献する体制を有することを示す実績や、一定割合以上の後発医薬品の調剤を行うことなどの要件(施設基準)が設けられている
当たり処方
70
せん枚数
が、調剤基本料1を算定する薬局に関しては要件が大幅に緩和されている。【表1】
また、厚生労働省においては平成27年に「患者のための薬局ビジョン」を策定し、基本的な考え方として「いわゆる門前薬局など立地に
(年度)
依存し、便利さだけで患者に選択される存在から脱却し、薬剤師としての専門性や、24時間対応・在宅対応等の様々な患者・住民のニーズに
(出所)厚生労働省「調剤医療費(電算処理分)の動
対応できる機能を発揮することを通じて患者に選択してもらえるようにする」ことを掲げている。
向」「医師・歯科医師・薬剤師統計」等。
(注)薬剤師数の奇数年度は、直近年度からの推計値。
※1 厚生労働省「令和4年社会医療診療行為別統計」より算出(医療費ベース)。調剤基本料は各加算を除いた金額。
【図2】調剤基本料の構造
「新経済・財政再生計画 改
革工程表2022」(抜粋)
56.調剤報酬のあり方の検
討及び良質な医療の効率
的な提供
a.2022年度診療報酬改定
における、地域における
かかりつけ機能に応じた
適切な評価や調剤料など
の技術料を含めた対物業
務から対人業務への構造
的な転換に係る診療報酬
上の対応について、その
影響の検証等を踏まえ、
2024年度診療報酬改定に
おいて必要な見直しを検
討。
(1)大型チェーン薬局以外
処方せん
集中率
(%)
令和2年度
診療報酬改定
100
95
85
70
調剤基本料2
26点
調剤基本料1
42点
【表1】地域支援体制加算の施設基準
(4)一定時間以上の開局
4,000
1,800 2,000
処方せん
令和4年度
受付回数
診療報酬改定
(回/月)
調剤基本料3ロ
調剤基本料3イ
16点
21点
(2)大型チェーン薬局
処方せん
集中率
(%)
100
95
85
調剤基本料1
42点
調剤基本料3ハ
32点
又は 調剤基本料2
3.5 4
万回 万回
26点
40万回
グループ全体の
処方せん受付回数
又は
300店舗以上
又は店舗数
調剤基本料1
以外
加算1 加算2 加算3 加算4
39点 47点 17点 39点
○
○
○
24回以上
○
○
調剤基本料1
(1)地域医療に貢献する体制を有する
ことを示す実績
(2)患者ごとに、適切な薬学的管理を行
い、かつ、服薬指導を行っている
(3)患者の求めに応じて、投薬に係る
薬剤に関する情報を提供している
(5)十分な数の医薬品の備蓄、周知
(6)薬学的管理・指導の体制整備、在宅
に係る体制の情報提供
(7)24時間調剤、在宅対応体制の整備
(8)在宅療養を担う医療機関、訪問看
護ステーションとの連携体制
(9)保健医療・福祉サービス担当者と
の連携体制
(10)医療安全に資する取組実績の報
告
(11)集中率85%超の薬局は、後発品の
調剤割合50%以上
実績要件
➊ 麻薬小売業者の免許
➋ 在宅薬剤管理の実績
➌ かかりつけ薬剤師指導料等
に係る届出
➍ 服薬情報等提供料の実績
➎ 地域の多職種と連携する会
議に出席
① かかりつけ薬剤師指導料等
の実績
② 単一建物診療患者が1人の
在宅薬剤管理の実績
③ 夜間・休日等の対応実績
④ 麻薬の調剤実績
⑤ 重複投薬・相互作用等防止
加算等の実績
⑥ 外来服薬支援料の実績
⑦ 服用薬剤調整支援料の実績
⑧ 服薬情報等提供料の実績
⑨ 地域の多職種と連携する会
議に出席
12回以上
1回以上
○
○
1つ
以上
1つ
以上
40回以上
○
24回以上
○
400回以上
10回以上
40回以上
12回以上
1回以上
60回以上
5回以上
3つ
以上
8つ
以上
1つ
以上
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