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予算執行調査資料 総括調査票(令和5年6月公表分) (92 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/policy/budget/topics/budget_execution_audit/fy2023/sy0506/0506d.html
出典情報 予算執行調査資料 総括調査票(令和5年6月公表分)(6/30)《財務省》
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防衛省

組織

防衛本省

会計

調
調査対象
予 算 額

調査事案名 (30)民間船舶の運航・管理事業

府省名



一般会計





令和4年度:2,663百万円 ほか
(参考 令和5年度:2,742百万円)



艦船整備費

調査主体

本省



公共施設等維持管理運営費

取りまとめ財務局



①調査事案の概要
【事案の概要】
島嶼侵攻対処や災害発生時には、自衛隊艦船の輸送能力だけでは不足する事態も想定されることから、民間海上輸送力を効果的かつ効率的に活用し、大規模な人
員・装備品等の輸送を可能とする機動展開能力を強化するため、民間事業者による民間船舶(以下「PFI船舶」という。)の調達・維持管理・運航等を一元的に行う事
業である。
・自衛隊の用に供していない期間は、管理運営事業者が独自の民間収益事業を実施できることとなっており、利益の一部を国庫に納付することとなっている。
・現契約では、輸送用船舶として、PFI船舶2隻を10年間で総額約250億円(平成28年から令和7年末)で運用中であり、契約総額の中で、維持管理・運航等に必要な
経費を毎年度、予算計上している。
これまでの主な活用実績として、自衛隊訓練演習時の部隊・装備品輸送に加え、平成28年の熊本地震及び平成30年の北海道胆振東部地震における部隊・物資の輸送、
被災者向けの休養施設(食事・入浴)等、災害時にも活用されているほか、令和2年のクルーズ船「ダイヤモンドプリンセス号」の生活・医療支援等を行う自衛隊員
等の活動拠点・宿泊場所等としても活用されている。
「防衛力整備計画(令和4年12月16日閣議決定)」では、「海上輸送力を補完するため、車両及びコンテナの大量輸送に特化したPFI船舶を確保する」とし、約0.1
兆円を計上している。
【事業スキーム】

【保有船舶】

【輸送能力】
人員:508名
車両:大型トラック50両
小型トラック110両





【輸送能力】
人員:507名
車両:大型トラック200両















ス(
ポS
ーP
トC







双日(代表企業)
日本通運

全般管理(財務等)
全般管理(調整等)

リベラ
津軽海峡フェリー

船舶維持管理
船舶改修等
船舶雇用・運行

東洋マリーンサービス

新日本海フェリー
ジャパン・マリタイム・トランスポート

船舶改修等
船舶維持管理

ゆたかシッピング

船員雇用・運行












船舶の運航や維持管理、船員の雇用などの各業務
は企業連合体8社に委託

【問題意識】

PFI船舶の運用に際しては、災害対応を含む有事等の用に供することを本務としつつ、それ以外の期間においても、自衛隊訓練での活用に加え、民間収益事業での
活用も可能な契約となっていることも踏まえ、PFI事業で実施することにより期待される成果が上がっているか、活用実績を確認する必要がある。
また、今般策定された「防衛力整備計画」ではPFI船舶の確保が掲げられたことを踏まえ、活用実績の調査結果から、確保の際に必要となる検討事項を洗い出す必
要がある。

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