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予算執行調査資料 総括調査票(令和5年6月公表分) (54 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/policy/budget/topics/budget_execution_audit/fy2023/sy0506/0506d.html |
出典情報 | 予算執行調査資料 総括調査票(令和5年6月公表分)(6/30)《財務省》 |
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2/4
総
調査事案名
括
調
査
票
(18)食料安定供給特別会計食糧管理勘定における穀物の買入れ及び売渡し
③調査結果及びその分析
②調査の視点
1.政府売渡価格の据え
置きの卸売価格への影響
の農地最適化の活動につい
1.政府売渡価格の据え置きの卸売価格への影響
(1)小麦関連製品の卸売価格に係る対応
○ 輸入小麦の政府売渡
価格の据え置きにより、
小麦関連製品の卸売価格
についても据え置き等の
効果が確認されるか。
2.製造事業者の経営等
への影響
○ 製造事業者の経営や
価格戦略にどのような影
響があったか。
3.消費者物価対策とし
ての効果
○ 小麦を主原料とする製品の製造事業者(製粉企業、
パン・即席食品メーカー)に対し、令和4年10月期の
輸入小麦の政府売渡価格の据え置きによる自社製品の
卸売価格に係る対応について、書面により実態調査を
行った。【図4】【表1】
○ 輸入小麦の政府売渡価格が据え置かれた令和4年10
月以降(令和4年10月~令和5年4月末)の自社製品
の卸売価格について、品目別に値上げの有無及び値上
げ幅を確認したところ、
・
小麦粉については、業務用・家庭用ともに値上げを
実施したとの回答はなかったが、ミックス粉について
は、約8割の品目で値上げを実施したと回答。
政
府
卸
売
・
小
売
業
者
家庭用
製
粉
企
業
小麦粉
業務用
メーカー
小麦粉
(パン、麺)
消
費
者
【表1】令和4年10月以降の自社製品の卸売価格の値上げ実施状況
品目名
値上げした品目数の割合
全品目数
値上品目数
値上げ幅の内訳
(%)
業務用小麦粉
-
0
0%
家庭用小麦粉
193
0
0%
-
-
ミックス粉
3,022
2,349
77.7%
食パン
1,137
63
5.5%
菓子パン
2,489
71
2.9%
惣菜パン等
1,339
73
5.5%
41%
7‐10%
5‐7%
3‐5%
~3%
18%
57%
17%
10‐15%
11%
25%
・
パン製品については、価格改定により値上げされた
品目は1割未満にとどまる一方、約7割の事業者が、
菓子パンや惣菜パン等を中心に商品リニューアルや
内容量の変更による事実上の値上げを実施したと回答。
カップ麺
540
19
3.5%
チルド麺
173
143
82.7%
61%
10%
36%
30%
11%
6%
14%
即席めんについては、カップ麺の値上げは1割未満
にとどまる一方、チルド麺については約8割、冷凍麺
については約7割の品目で値上げを実施したと回答。
冷凍麺
523
347
66.3%
袋麺
349
113
32.4%
3%
1%
10%
15%
12%
1%
21%
89%
17%
62%
1%
・
15%‐
8% 4%
3%
○ 小麦関連製品の小売
価格について、据え置き
等の効果が確認されるか。
【調査対象年度】
令和4,5年度
(令和4年10月~令和5年4
月)
【調査対象先数】
製粉協会加入企業:21先
一般社団法人日本パン工業
会加入企業:20先
一般社団法人日本即席食品
工業協会加入企業:57先
【小売価格調査】
・小売物価統計調査
(東京都区部/令和4年1月
~令和5年4月)
【図4】調査対象品目(緑色の矢印部分の品目価格を調査)
15%
3%
88%
7%
2%
19%
37%
42%
※ 「惣菜パン等」には、食パン、菓子パンを除くその他のパン(いわゆる惣菜パン、調理パン等)が含まれる。
(2)卸売価格の値上げを行った要因
○ 自社製品の卸売価格の値上げ等を行った要因としては、「小麦以外の
原料価格の高騰」が最多であり、次いで「包材資材費の高騰」、「動力
燃料費の高騰」等の回答があった。【表2】
【表2】自社製品の卸売価格を値上げした要因
※複数回答可
(単位:件)
小麦以外の原料価格の高騰
27
包装資材費の高騰
23
動力燃料費の高騰
21
人件費の高騰
12
円安(原材料等を外貨で直接購買している場合に限る)
5
海上運賃・物流費の高騰
3
52
総
調査事案名
括
調
査
票
(18)食料安定供給特別会計食糧管理勘定における穀物の買入れ及び売渡し
③調査結果及びその分析
②調査の視点
1.政府売渡価格の据え
置きの卸売価格への影響
の農地最適化の活動につい
1.政府売渡価格の据え置きの卸売価格への影響
(1)小麦関連製品の卸売価格に係る対応
○ 輸入小麦の政府売渡
価格の据え置きにより、
小麦関連製品の卸売価格
についても据え置き等の
効果が確認されるか。
2.製造事業者の経営等
への影響
○ 製造事業者の経営や
価格戦略にどのような影
響があったか。
3.消費者物価対策とし
ての効果
○ 小麦を主原料とする製品の製造事業者(製粉企業、
パン・即席食品メーカー)に対し、令和4年10月期の
輸入小麦の政府売渡価格の据え置きによる自社製品の
卸売価格に係る対応について、書面により実態調査を
行った。【図4】【表1】
○ 輸入小麦の政府売渡価格が据え置かれた令和4年10
月以降(令和4年10月~令和5年4月末)の自社製品
の卸売価格について、品目別に値上げの有無及び値上
げ幅を確認したところ、
・
小麦粉については、業務用・家庭用ともに値上げを
実施したとの回答はなかったが、ミックス粉について
は、約8割の品目で値上げを実施したと回答。
政
府
卸
売
・
小
売
業
者
家庭用
製
粉
企
業
小麦粉
業務用
メーカー
小麦粉
(パン、麺)
消
費
者
【表1】令和4年10月以降の自社製品の卸売価格の値上げ実施状況
品目名
値上げした品目数の割合
全品目数
値上品目数
値上げ幅の内訳
(%)
業務用小麦粉
-
0
0%
家庭用小麦粉
193
0
0%
-
-
ミックス粉
3,022
2,349
77.7%
食パン
1,137
63
5.5%
菓子パン
2,489
71
2.9%
惣菜パン等
1,339
73
5.5%
41%
7‐10%
5‐7%
3‐5%
~3%
18%
57%
17%
10‐15%
11%
25%
・
パン製品については、価格改定により値上げされた
品目は1割未満にとどまる一方、約7割の事業者が、
菓子パンや惣菜パン等を中心に商品リニューアルや
内容量の変更による事実上の値上げを実施したと回答。
カップ麺
540
19
3.5%
チルド麺
173
143
82.7%
61%
10%
36%
30%
11%
6%
14%
即席めんについては、カップ麺の値上げは1割未満
にとどまる一方、チルド麺については約8割、冷凍麺
については約7割の品目で値上げを実施したと回答。
冷凍麺
523
347
66.3%
袋麺
349
113
32.4%
3%
1%
10%
15%
12%
1%
21%
89%
17%
62%
1%
・
15%‐
8% 4%
3%
○ 小麦関連製品の小売
価格について、据え置き
等の効果が確認されるか。
【調査対象年度】
令和4,5年度
(令和4年10月~令和5年4
月)
【調査対象先数】
製粉協会加入企業:21先
一般社団法人日本パン工業
会加入企業:20先
一般社団法人日本即席食品
工業協会加入企業:57先
【小売価格調査】
・小売物価統計調査
(東京都区部/令和4年1月
~令和5年4月)
【図4】調査対象品目(緑色の矢印部分の品目価格を調査)
15%
3%
88%
7%
2%
19%
37%
42%
※ 「惣菜パン等」には、食パン、菓子パンを除くその他のパン(いわゆる惣菜パン、調理パン等)が含まれる。
(2)卸売価格の値上げを行った要因
○ 自社製品の卸売価格の値上げ等を行った要因としては、「小麦以外の
原料価格の高騰」が最多であり、次いで「包材資材費の高騰」、「動力
燃料費の高騰」等の回答があった。【表2】
【表2】自社製品の卸売価格を値上げした要因
※複数回答可
(単位:件)
小麦以外の原料価格の高騰
27
包装資材費の高騰
23
動力燃料費の高騰
21
人件費の高騰
12
円安(原材料等を外貨で直接購買している場合に限る)
5
海上運賃・物流費の高騰
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