厚生労働省 行政事業レビュー(公開プロセス)令和6年6月 17 日 (164 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/jigyo_shiwake/dl/r06_zentai_day1.pdf |
出典情報 | 厚生労働省 行政事業レビュー(公開プロセス)(6/17)《厚生労働省》 |
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成功体験を引き出し就職活動を支援、
不安定就労から正社員就職へ
(50歳 男性)
地域若者サポートステーションからの誘導を経て来所、
未経験から介護職に就職
(43歳 男性)
ご本人の
状況
日雇いで働きネットカフェに寝泊まりしていたが、体調不良で
救急搬送されたことがきっかけで実家に戻り、親の勧めでサポス
テに通い始めた。
自分は何も出来ることがないので人手不足分野である介護職に
チャレンジしたいと考え始め、無資格・未経験でも働くことがで
きる職場を紹介して欲しいとハローワークに来所。
氷河期窓口での
支援のポイント
求人提案の際に、本人が不安に思う点(見学の可否、夜勤の有
無等)をハローワークから確認した。興味のある事業所には見学
を依頼しつつ、応募した際には、面接対策を通じて不安に思う点
の解消に努めた。
支援結果
採用になったのは正社員求人だったが、無資格・未経験で仕事
ができるか不安があったことから、最初は契約社員として働きた
いと面接で伝え、会社も了承し採用となった。
支援後の
ご本人の様子
人手不足の介護職で求人票に無資格未経験可とあっても不採用
が続き、就職活動に後ろ向きになった時期もあったが、応募はし
なくても必ず次の相談予約を取るようにし、励ましながら上記の
取組を継続した結果、就職に繋がった。
ご本人の
状況
倉庫作業、引越し作業、金融業務などでのアルバイト勤務のほ
か、契約社員として不動産営業等を経験。
直近5年間は正社員経験なく、転職回数は15回程度。面接で
は必ず転職活動の多さとその退職理由を聞かれることが多く、そ
の段階で面接中でも採用されることを諦めてしまう。根気がなく
飽きっぽい性格。
氷河期窓口での
支援のポイント
どのような条件、状況であれば長期就労できそうかを本人に確
認しつつ、転職回数の多さについて説明できるよう面接対策を行
い、人柄が認められれば採用の可能性が高い即面接求人への応募
を提案。即面接求人の多い「氷河期世代歓迎求人」の中で、「市
場内物流スタッフ」への応募を前向きに検討していたため、見学
を依頼。
支援結果
見学の結果、セリの前にマグロを並べるなど体力が必要である
仕事であるとわかり、尻込みしていたものの、社長にまじめな性
格を気に入られ、まずは1年頑張ることとし入社を決意した。
支援後の
ご本人の様子
長期間勤務した経験がなく、前職の不動産業界では上司から怒
られることも多く成功体験が乏しいことから自己肯定感が低かっ
たが、過去の経歴を一緒に振り返りながら、不動産売買の営業職
では断られても訪問を重ねた結果、大きな契約が取れ一所懸命や
れば周りが認めてくれるという成功体験を思い出し、その後は就
職活動を前向きに取り組めるようになった。
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