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厚生労働省 行政事業レビュー(公開プロセス)令和6年6月 17 日 (81 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/jigyo_shiwake/dl/r06_zentai_day1.pdf
出典情報 厚生労働省 行政事業レビュー(公開プロセス)(6/17)《厚生労働省》
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後期高齢者の質問票
後期高齢者の質問票の役割
1)特定健康診査の「標準的な質問票」に代わるものとして、後期高齢者に対する健康診査(以下:健診)の場で質問票を用いた問診(情報収集)を実施し、
高齢者の特性を踏まえた健康状態を総合的に把握する。
2)診療や通いの場等においても質問票を用いて健康状態を評価することにより、住民や保健事業・介護予防担当者等が高齢者のフレイルに対する関心を高
め、生活改善を促すことが期待される。
3)質問票の回答内容とKDBシステムから抽出した健診・医療・介護情報を併用し、高齢者を必要な保健事業や医療機関受診につなげ、地域で高齢者の健康
を支える。
4)保健指導における健康状態のアセスメントとして活用するとともに、行動変容の評価指標として用いる。
5)KDBシステムにデータを収載・分析することにより、事業評価を実施可能とし、PDCAサイクルによる保健事業に資する。

質問項目の考え方
⚫ フレイルなど高齢者の特性を踏まえ健康
状態を総合的に把握するという目的から、
下記の10類型に整理した。
⑴健康状態、⑵心の健康状態、⑶食習慣、
⑷口腔機能、⑸体重変化、⑹運動・転倒、
⑺認知機能、⑻喫煙、⑼社会参加、
⑽ソーシャルサポート
⚫ 高齢者の負担を考慮し、質問項目数を15
項目に絞り込んだ。

質問票を用いた健康状態の評価
⚫ 本質問票を用いた評価は、健診の際に活用されることを想定してい
るが、市町村の介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)にお
ける通いの場やかかりつけ医の医療機関など、様々な場面で健康状
態が評価されることが期待される。
①健診の場で実施する
⇒健診を受診した際に、本質問票を用いて健康状態を評価する。
健診時は多くの高齢者にアプローチができる機会である。
②通いの場(地域サロン等)で実施する
⇒通いの場等に参加する高齢者に対して本質問票を用いた健康評価を
実施する。
③かかりつけ医(医療機関)等の受診の際に実施する
⇒医療機関を受診した高齢者に対して、本質問票を用いた健康評価を
実施する。

質問票の内容
類型化

No

健康状態

1 あなたの現在の健康状態はいかがですか

心の
健康状態

2 毎日の生活に満足していますか

食習慣

3 1日3食きちんと食べていますか

口腔機能
体重変化



質問文

半年前に比べて固いもの(*)が食べにくくなりましたか
*さきいか、たくあんなど

社会参加

①はい ②いいえ
①はい ②いいえ
①はい ②いいえ

6 6カ月間で2~3kg以上の体重減少がありましたか

①はい ②いいえ

7 以前に比べて歩く速度が遅くなってきたと思いますか

①はい ②いいえ

9 ウォーキング等の運動を週に1回以上していますか

喫煙

①よい ②まあよい ③ふつう
④あまりよくない ⑤よくない
①満足 ②やや満足
③やや不満 ④不満

5 お茶や汁物等でむせることがありますか

運動・転倒 8 この1年間に転んだことがありますか

認知機能

回答

10

①はい ②いいえ
①はい ②いいえ

周りの人から「いつも同じことを聞く」などの物忘れがあ
①はい ②いいえ
ると言われていますか

11 今日が何月何日かわからない時がありますか

①はい ②いいえ

12 あなたはたばこを吸いますか

①吸っている ②吸っていない
③やめた

13 週に1回以上は外出していますか

①はい ②いいえ

14 ふだんから家族や友人と付き合いがありますか

①はい ②いいえ

ソーシャル
15 体調が悪いときに、身近に相談できる人がいますか
サポート

①はい ②いいえ

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