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厚生労働省 行政事業レビュー(公開プロセス)令和6年6月 17 日 (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/jigyo_shiwake/dl/r06_zentai_day1.pdf
出典情報 厚生労働省 行政事業レビュー(公開プロセス)(6/17)《厚生労働省》
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ドクターヘリの有効性について

ドクターヘリ症例データ収集調査分析事業結果
ドクターヘリによる治療開始までの時間短縮効果
(対象はJHEMS登録27,321例 (DH 群 11,818 、救急車群15,503))
図1:消防覚知~医師接触(分)
(全症例)

図2:消防覚知~心カテ室(分)
(急性冠症候群)

図3;消防覚知~rTPA投与(分)
(脳梗塞)

⚫ 初期治療開始時間(図1):医師接触(初期治療開始)までの所要時間は、搬送距離40kmの地点では、救急車では約
80分。ドクターヘリは、救急隊現場到着後の要請で約40分、救急隊現場到着前の要請では、さらに10分短い。
⚫ 急性冠症候群に対する冠動脈造影開始時間(図2):心カテ室入室(冠動脈造影開始)時間は、ドクターヘリ搬送例で
は搬送距離による影響がほとんど見られない。また搬送距離30kmの地点では、救急車搬送に比べ約20分短縮する。
⚫ 脳梗塞に対する線溶療法(rTPAの投与)開始時間(図3):線溶療法(rTPAの投与)開始時間は、ドクターヘリ搬送例
では搬送距離の影響がほとんど見られない。また、搬送距離30kmの地点では、救急車搬送に比べ約20分短縮する。
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