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厚生労働省 行政事業レビュー(公開プロセス)令和6年6月 17 日 (87 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/jigyo_shiwake/dl/r06_zentai_day1.pdf
出典情報 厚生労働省 行政事業レビュー(公開プロセス)(6/17)《厚生労働省》
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厚生労働科学(政策科学総合研究事業(政策科学推進研究事業)):
高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施の推進及び効果検証のための研究
研究代表者:津下 一代(女子栄養大学)
研究分担者:石崎 達郎※1、平田 匠(東京都健康長寿医療センター研究所)※2、飯島 勝矢(東京大学)、渡邊 裕(北海道大学)、
田中 和美(神奈川県立保健福祉大学)、樺山 舞(大阪大学大学院)、斎藤 民(国立長寿医療研究センター)
※1:令和5年度まで

研究目的

令和5~7年度
研究計画・方法

※2:令和6年度~

高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施の事業評価及び効果検証に取り組む。具体的には、①KDB二次活用ツール(事業評価ツール)の検証、
②一体的実施の計画書及び報告書データを用いた効果検証、③KDBデータを活用した評価の標準的な方法の検討及び提案④一体的実施の科学的
エビデンスの構築を行い、高齢者の保健事業のプログラムの改定及び第3期データヘルス計画の中間評価に向けた提案を目的として研究を行う。

①KDB二次活用ツールの検証・更新
一体的実施の標準的な事業評価方法に向けての課題整理を行い、当該ツールの
検証を踏まえた上で、ツールの改修やさらなる機能向上について検討し、事業
評価に役立つ資料モデルを提案する。

②一体的実施計画書及び報告書データを用いた効果検証

市町村、広域連合における一体的実施の計画書・報告書データの分析を行い、
取組の可視化を図る。ストラクチャー、プロセス評価の標準的な実施方法につ
いて検討し、評価に必要な情報が取得できるよう様式等への提案を行う。

③KDBデータを活用したアウトプットアウトカム評価法、一体的
実施事業の効果検証
全国のKDBデータ(質問票、健診、医療、介護)を複数年分収集し、広域連合
市町村での実施方法と効果の関連について検討する。KDB及び二次活用ツール
を用いたアウトプット、アウトカム評価の標準的な方法を検討し、提案する。

④一体的実施の検証と科学的エビデンスの構築(質問票の検証、
事業評価等)

栄養、口腔、服薬、重症化予防(糖尿病・身体的フレイル)、健康状態不明者
対策等、一体的実施の事業評価を行い、科学的エビデンスに基づく効率的効果
的な保健事業の提案を行う。

⑤高齢者の保健事業のプログラム・データヘルス計画中間評価に
向けた提案

①~④を踏まえた高齢者の保健事業プログラムの改善検討及びデータヘルス計
画中間評価に向けた検討を行う。

期待される効果
・KDB二次活用ツールを用いて、KDB等のデータを活用した事業評価方法を検討することで、広域連合及び市町村の事業実施・事業評価の効率化が期待できる。標準的な効
果検証方法を提示することで、PDAサイクルに沿った事業運営を可能にし、一体的実施のさらなる推進につながる。
・一体的実施の事業評価を行うことにより、本事業の意義や課題を明らかにし、高齢者の保健事業ガイドラインの改訂、及び第3期データヘルス計画中間評価に活用する。
これらを通じて、本事業に係る効果的な取組を推進することで、後期高齢者の在宅自立期間の延長(健康寿命の延伸)につながる。

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