介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究 ハンドブック(市町村の支援者向け) (136 ページ)
出典
公開元URL | https://www.jmar.co.jp/job/public/llg.html |
出典情報 | 介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究(5/15)《日本能率協会総合研究所》 |
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短期集中予防サービスの委託仕様・要件を検討する際の
ポイントを教えてください
短期集中予防サービス
事業デザイン
短期集中予防サービスを実施する事業所側の実情は把握している?
事業所は採算が成り立たないとサービス品質に力を入れられないため、事業成果に影響します。実施したいこ
と・してほしいことのみでなく、相手方の状況も踏まえて検討する視点も大切にしましょう。
仮説と検証による総合事業の見直しプロセス / STEP 4 わがまちの地域づくりのストーリーを構築
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大事な視点
短期集中予防サービスにおいて成果を出すために委託先に求めること、そして、委託先も事業所
として継続可能な条件であること、といった観点から考えていきましょう。
必要な方にサービスを届けるための提供体制の視点
各圏域の見込み利用者数に応じた事業所立地・送迎・定員の設定
• 事業所設備、専門スタッフの確保(リハ職等含む)など
•
成果を出してもらうためのサービスの質の確保の視点
専門職のスキルや介護予防、短期集中予防サービスに対する理解度
• アプローチ、プログラムの内容
(地域の実情やターゲットとする利用者像に応じて多様で柔軟なデザインをしてもよい)
• 想定する改善率 など
•
事業所としての継続可能性の視点
•
見込み利用者数、稼働率、費用(単価) など
なお、委託内容がサービスとして実装できない場合には、市町村が直営で実施することや地域リ
ハビリテーション活動支援事業等を用いて、想定する内容を実施することも検討しましょう。
事業所が前向きに受託してくれるようなデザインができているか?
「短期集中予防サービスは赤字だが地域貢献」と腹をくくって事業をしてもらっているようなケースもありま
すが、このような状態では長続きや成果が見込みづらいものです。採算がとれる利用者数・稼働率を実現でき
る事業をデザインすること、そして、短期集中予防サービスを実施することが地域で誇れるような市町村から
のアピール・広報なども大切になってきます。
各論 / どうして総合事業の多様なサービスの中で、短期集中予防サービスを作った方がよいと言われるのでしょうか?
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現在の潜在的な対象者の総数と、実際に短期集中予防サービスを利用している
人数にどれくらいギャップがあるか把握してみましょう。
短期集中予防サービス開始時から時間が経つと、当初想定とは異なる利用者数・稼働率となっていることが多
くあります。それは関係者のどこか(誰か)に負担をかけているということでもあり、事業見直しが必要なポ
イントかもしれません。一度検証してみましょう。
各論 / 短期集中予防サービスの見込み利用者数を算定する方法を教えてください
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