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介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究 ハンドブック(市町村の支援者向け) (88 ページ)

公開元URL https://www.jmar.co.jp/job/public/llg.html
出典情報 介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究(5/15)《日本能率協会総合研究所》
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Q

介護予防ケアマネジメントの基本的事項を教えてください
(目的・意義)

介護予防ケアマネジメント
基本的事項

介護予防とは?
⚫ 介護予防とは、高齢者が要介護状態になることを防ぐこと、そして要介護状態になってもそれ以上に
悪化しないようにする、あるいは改善することです。その目的は、その人の生活・人生を尊重し、住
み慣れた地域でできる限り自立した生活を送れるように支援すること、即ち「自立支援」(=介護保険
の基本理念)です。

介護予防ケアマネジメントとは?
⚫ 利用者自身が可能な限り、住み慣れた地域や自宅において、自立した日常生活を送れるよう支援する
ものです。そのために、日常生活を送る上でしづらくなっている行為を見定め、生活行為の向上に向
け、利用者自身が目標を立て、その達成に向けて必要な事業やサービスを利用しながら取り組めるケ
アプランを作成し、利用者や家族をサポートしていきます。
⚫ 介護に関わる人や資源には限りがありますので、家庭や地域でセルフマネジメントができるように支
援したり、地域に不足しているインフォーマルサポート資源やサービス・事業などを創出していく視
点も求められています。
<介護予防ケアマネジメントのプロセス>

出典:厚生労働省、全国研修資料 介護予防ケアマネジメント、R4年度地域づくり加速化事業

⚫ 大切なのは、介護予防ケアマネジメントの対象者は「要支援1・2や事業対象者等」であり、介護予防に積
極的に取り組むことで、もとの暮らしを取り戻すことが可能な方々が一定数含まれているということです。
⚫ したがって、日常生活上の困りごとに対して単にそれを補うサービスを提供したり、運動・口腔・栄養とい
った機能面の回復のみを目標にするのではなく、社会参加の場をもち、地域の中で生きがいや役割を持って
自分らしく生活できるような本人の自己選択・自己決定を支援していくことが大切です。

目指すのは
住み慣れた地域でのその人らしい自立した生活の実現

厚生労働省、全国研修資料 介護予防ケアマネジメント、R4年度地域づくり加速化事業




株式会社 日本能率協会総合研究所「介護予防・日常生活支援総合事業の効果的な介護予防ケアマネジメントに関する調査
研究事業 報告書」(平成28年3月)、H27年度老健事業

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