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介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究 ハンドブック(市町村の支援者向け) (177 ページ)

公開元URL https://www.jmar.co.jp/job/public/llg.html
出典情報 介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究(5/15)《日本能率協会総合研究所》
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Q

生活支援コーディネーターは地域でどのように活動するのがよい
でしょうか?

生活支援体制整備事業
よくある質問

自身の日常生活も活動の一部だという点も意識しましょう
生活支援コーディネーター自身もその地域で暮らす一人の住民です。普段生活するなかで気づくことや感じる
ことも、地域をよくするための大事な情報です。
各論 / 生活支援体制整備事業の基本的事項を教えてください(SC・協議体)

172ページ

大事な視点
生活支援コーディネーターの役割である「地域を知る」ためには、どのような活動が必要でしょ
うか。地域を知るためには、まずその地域に暮らす高齢者がどのような思いで暮らしているかを
知ることが必要です。
そのため、自治会・町内会などを訪ねてみることはひとつの有効な方策ですが、初めてお会いす
る方にとってはエイリアンです。はじめから何か成果を急がずに、まずは自治会・町内会がどん
な活動をしているか傾聴し尊重する姿勢で臨み、ゆっくりと関係づくりを進めましょう。
高齢者の総合相談支援を担う地域包括支援センターや市区町村の社会福祉協議会もこうした地域
の情報の宝庫です。生活支援コーディネーターにとっても相手方にとっても、お互いが持つ情報
はお互いにとって非常に価値があるものであり、日々の連携はもとより、例えば地域ケア会議な
どでの連携を行うことが有効です。
そして、高齢者の生活を支えるために「地域でつながる相手」は、介護分野の領域に限ったもの
ではありません。地域には様々な民間企業、協同組合、NPO法人等が活動をしており、防災・
子育て・公共交通・産業振興・地域活性化などのために様々な施策が展開されており、いずれも
が高齢者の皆様の生活と密接に関係しています。
地域の高齢者の中にも、これまでのご経験を活かした様々なスキルや人脈(ネットワーク)をお
持ちの方が大勢いらっしゃいます。またボランティアの養成を受けていつつも具体的な活動に結
びついてない方もいらっしゃるでしょう。
生活支援コーディネーターが地域を知るということは、地域の高齢者の思いを知ること・地域に
ある様々な資源・活動を知ることとイコールです。ぜひ、地域を知り、様々な活動に活かしてみ
ましょう。

協議体をうまく活用しよう
生活支援コーディネーターがこうした介護分野の領域を越えたつながりをつくるための方策として、協議体
(特に市町村圏域全般を見る第1層)に多様な主体の参画を促すことや、生活支援体制整備事業の実施主体で
ある市町村が庁内連携や広域調整をリードすることなどが考えられます。
総論 / 地域づくりにおける対話の重要性について教えてください

36ページ

地域を知ったエピソードを共有してもらおう
生活支援コーディネーターに、最近どこに行って、誰と会ったか、どんなエピソードがあった、それらをどう
解釈しているか、を聞いてみることで、その活動状況の把握や地域づくりへのヒントにつながります。
総論 / 地域づくりにおける対話の重要性について教えてください

36ページ

活動場面・場所のイメージを膨らませる



地域資源や地域の訪問先、住民との協働の仕方などを知ることで地域に出ていくイメージが明確になるかもしれません。
株式会社 日本総合研究所「新しい包括的支援事業における生活支援コーディネーター・協議体の先行事例の調査研究事業
報告書「高齢者の活躍と暮らしを応援する地域づくりのヒント集」」(平成29年3月)、H28年度老健事業

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