介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究 ハンドブック(市町村の支援者向け) (38 ページ)
出典
公開元URL | https://www.jmar.co.jp/job/public/llg.html |
出典情報 | 介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究(5/15)《日本能率協会総合研究所》 |
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地域づくりは、ひとづくり。前に進み、経験しながら学んでいきましょう。
どんな先行事例の地域も、試行錯誤を繰り返し、ひとが学びながら創り上げてきた
ものです。
地域は「ひと」がつくっている
⚫ 地域は「ひと」「活動」「環境」それぞれの集合と考えることができますが、このうち地域づくりで最
も重要な要素は「ひと」だと考えられます。そのため、地域づくりにおいては、ひとづくりとしての人
材育成は欠かせません。
⚫ 自然環境などを人為的に変えることは難しいですが、文化や慣習といったものも含めて、地域の様々な
資源や活動、事業などはすべて誰かがつくってきたものです。そして、高齢者の生活を支える支援を考
えるのも、それを活動・事業として実際に行うのも、すべて「ひと」やそのつながりです。
⚫ 市町村の職員のみでなく、地域包括支援センター、サービス提供事業所、生活支援コーディネーターや
連携する医療者、通いの場の担い手や民生委員、ボランティアといった住民まで、地域に関わるあらゆ
る方々が「ひとづくり」の対象です。地域づくりの目指す姿や大切さを知ってもらい、共感してもらい、
仲間になってもらいましょう。
経験による「ひとづくり」
⚫ では、地域づくりができる・協力してくれる「ひと」を育てていくにはどうすればよいでしょうか?
⚫ 全く同じ地域が存在せず、決まった解決方法のない地域づくりにおいて、最も実践的なのは「経験によ
る学び」を繰り返していくことだと考えられます。経験学習のサイクルとも言われます。
⚫ 地域づくり自体も仮説と検証、トライ&エラーの連続です。そのなかで多くのアクションをして、経験を
積み、振り返り、「地域づくりってこうしていけばいいのかな?」といった自分たちなりのやり方を見
出し、それをまた実践で試していくことを繰り返していきましょう。
経験をする
新たな機会で
実際に試す
ひとづくりの
経験学習サイクル
内省をする
教訓を自分の
ものにする
これまで地域づくりに関わって体験したことを振り返ってみるよう伝えてみましょう
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