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介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究 ハンドブック(市町村の支援者向け) (199 ページ)

公開元URL https://www.jmar.co.jp/job/public/llg.html
出典情報 介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究(5/15)《日本能率協会総合研究所》
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Q

総合事業対象者や要支援者を対象とした介護予防のための
地域ケア会議を機能させるポイントを教えてください

地域ケア会議
基本的事項

多職種の専門職が持つべき視点(会議に臨む姿勢)
⚫ 介護保険の基本理念(尊厳の保持・自立支援)について共通の認識を持っている
⚫ 要支援者の特性(疾病の傾向、ADLやIADLの範囲、障害高齢者や認知症高齢者の日常生活自立度の範囲、
フレイルや悪循環のスパイラル等)について理解している
⚫ 残存能力や本人の強みを引きだす視点を持っている
⚫ 介護予防の取組を実践することで、もとの生活に戻れる可能性があることを理解している
⚫ 自立を阻害している環境因子や個人因子を探り当てる視点を持っている
⚫ 運動・口腔・栄養といった機能の回復以外に生きがいや役割、社会参加が重要であることを理解している
⚫ 本人の自己選択・自己決定を支援する視点を持っている
⚫ フレイル予防や初期症状の認知症高齢者へのサポートに必要な支援を理解している

専門職の助言のポイント
⚫ 全ての参加者が分かる表現で、具体的かつ実践可能な助言を提供する
⚫ 本人・家族・関係者との共通理解を得るための支援をする
⚫ 地域資源に関する確認・課題提起をする
⚫ 現状だけでなく今後の見通しも含めた助言を行う
⚫ 現在の介入方法を確認し、課題解決に向けた対策に関する助言を行う
⚫ 日中の役割の再獲得や確保、本人の趣味などから社会参加に向け必要な社会資源などについて助言する

効果的な会議にするための工夫・ポイント
⚫ 地域ケア会議終了後に議論したケースの内容を整理し、モニタリングの時期・内容等を記載しておく
⚫ 自立支援型ケア会議で協議した結果、自立支援につながっていったかを上記を通して評価する
⚫ 地域ケア会議単体を考えるのではなく、介護予防ケアマネジメントの質の向上(研修等)や市民啓発(自立
支援・重度化防止)、総合事業全体を考える場として捉える

厚生労働省「介護予防活動普及展開事業市町村向け手引き(Ver.2)」(平成31年3月)、H30年度介護予防活動普及展開事業




厚生労働省「介護予防活動普及展開事業 専門職向け手引き(Ver.1)」(平成29年3月)、H28年度介護予防活動普及展開事業
厚生労働省「介護予防活動普及展開事業 都道府県向け手引き(Ver.1)」(平成29年3月)、H28年度介護予防活動普及展開事業
厚生労働省「介護予防活動普及展開事業 事業所向け手引き(Ver.1)」(平成29年3月)、H28年度介護予防活動普及展開事業

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