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介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究 ハンドブック(市町村の支援者向け) (217 ページ)

公開元URL https://www.jmar.co.jp/job/public/llg.html
出典情報 介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究(5/15)《日本能率協会総合研究所》
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Q

地域公共交通と連携するイメージを教えてください

他省庁との連動
国土交通省

富山県黒部市

事例紹介

〇事例の概要
黒部市では、下記3点の地域課題の解決に向け、国土交通省の共創モデル実証プロジェクト
(共創による地域交通形成支援事業)の採択を受け、福祉の拠点に福祉の力で人を集め、集
まった人を外出させる「Goトレ」プログラムを開発しています。
①2030年に介護需要がピークに達するという予測から、市で展開する介護予防のメニューに
より効果的なプログラムを導入
②バスの減便、タクシーの減少、福祉送迎の運転手確保上の課題等による、移動手段の縮小
③持続可能性を見据えた移動財源の確保
〇Goトレの全体像
Goトレを通じて、「地域のありとあらゆるもの」と
「デジタル」を活用してつくる、「地域丸ごとデイ
サービス化」を目指しています。
この取組のポイントは次の5つです。
① 自主的なトレーニング中心
⇒ウェアラブル端末を活用し、安全面に配慮した自主トレ
② 様々な移動手段を身につける
⇒元気な時から自家用車以外の移動手段を体験
③ 地域全体を活かす
⇒地域にある魅力的なスポット(道の駅や市民交流センター等)でGoトレを実施
④ 介護予防と外出促進
⇒外出する楽しさに加え、健康度(ウェルビーイング)を高めることを目指す
⑤ データ活用
⇒参加者には成果をフィードバックし、かつ全体データで健康寿命延伸への効果を検証
Goトレ参加の流れとして、まずは福祉の拠点に参加者が集まり、体操教室等へ参加します。
その後、様々な移動手段(令和5年度においてはタクシーを中心に実施)を体験するととも
に、その移動先では食事・ウォーキング・買い物等の、通称「自主トレ」を実施します。

〇今後の展望
令和6年度以降、効果検証に資するプログラム参加者を確保する観点から、一般介護予防事
業の枠組みで実施することも含めて検討をしていくこととしています。

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