介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究 ハンドブック(市町村の支援者向け) (16 ページ)
出典
公開元URL | https://www.jmar.co.jp/job/public/llg.html |
出典情報 | 介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究(5/15)《日本能率協会総合研究所》 |
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ひとや資源が減るなかで地域づくりをするためには、地域のひとたちが垣根を超え
てつながり、強みを持ち寄り、新たな価値を一緒に生み出す「共創」が必要です。
わがまちのために、そして高齢者のために、共創に向けた一歩を踏み出しましょう。
これからは多様な関係者の「共創」が地域づくりの鍵
⚫ 人口が増加し、経済的にも成長していたこれまでの時代には、企業をはじめ多様な関係者が地域に根ざ
して、それぞれの領域で活動することで、拡大する地域や住民のニーズに応えてきました。つまり社会
のなかで分業が進むフェーズにあったともいえます。
⚫ しかしながら、これからの人口減少社会では、地域の経済や資源は乏しくなり、活動の担い手も減って
いきます。また価値観が多様化することで、そのニーズに応える側も多様な対応が必要となっていきま
す。各自がそれぞれに、これまでどおりの活動を続けることや、同じだけの価値を享受することは難し
くなっているのです。
⚫ これからの時代に、自分たちが望む暮らしを続けられるまちを創っていくためには、それぞれの領域を
超えて多様な分野・関係者とつながり、個々の強みを持ち寄り、互いに手を取り合って、自分だけでは
実現できなかった新たな活動や価値を生み出していくことが必要です。
⚫ その新たな価値は、それぞれの立場で得たいものにつながっていることも大切です。住民、専門職、そ
の他企業など多様な関係者がwin-winになれるからこそ、その取組が継続し、好循環になっていくのです。
人口・資源が減り地域の活力が
徐々に失われていくリスク
共創による新たな価値の創出・拡大
(地域づくりの推進)
住民
住民
企業
活躍の場
商品購入
行政サービス
強み
暮らしやすさ
企業
専門職等
行政
強み
病院受診
地域における
新たな価値
強み
担い手確保
専門職等
介護予防
強み
行政
立場の違い・境界線が意識され
新たなことが生まれにくい固定的な状態
強みを持ち寄り共創することで
新たな価値をつくりシェアする状態
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