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介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究 ハンドブック(市町村の支援者向け) (98 ページ)

公開元URL https://www.jmar.co.jp/job/public/llg.html
出典情報 介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究(5/15)《日本能率協会総合研究所》
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Q

市町村や地域包括支援センター窓口での相談対応で
工夫できることがあれば教えてください

介護予防ケアマネジメント
よくある質問

現在、どのような工夫・対応を心がけていますか?



市町村窓口では、要介護認定が必要か否かのスクリーニング指標を作成し、困りごとを聞き取るなどして、
地域包括支援センターの負担軽減を進めているところもあります
地域包括支援センターでは、利用者基本情報や基本チェックリストをうまく活用し、アセスメント時間の
短縮を図る工夫をしているところもあります

大事な視点
窓口対応は、高齢者やご家族との最初の大事な接点です。ここでご本人の意向や抱えている課題、
相談に至ったきっかけや紹介者等の背景情報を含めて的確に把握していくことが、その後の適切
な支援へとつながっていきます。
適切な窓口対応・体制整備のための視点
どのような対象者が、どのサービス、地域資源等を活用することが適切なのか、といったこと
についての関係者での目線合わせができているか、案内基準・判断基準などが明確となってい
るか
• 医療介護の専門職以外でも適切な対応が可能となるような説明資料やツールを整備できている

• 要介護認定の申請窓口に、総合事業を理解している保健師や社会福祉士等を配置できているか
など


具体的には、介護保険制度を住民に分かりやすく説明できる資料を作成する、地域包括支援セン
ター職員・行政窓口で共有できるQ&Aを作成したり研修を実施する、サービス案内の基準となる
整理表を作成する、など様々な工夫が考えられます。関係者と協議しながら一緒に進めてみまし
ょう。

窓口での対応の質が、各サービスの成果にまで影響していきます
総合事業で多様なサービスを構築しても、利用の入り口での判断や対応が適切でないと、必要でないサービス
を案内してしまったり、利用しても成果がでなかったりする可能性があります。窓口対応の重要性を意識して、
工夫を検討していきましょう。
仮説と検証による総合事業の見直しプロセス / STEP 2-A “高齢者”って誰のこと?

68ページ

窓口対応のレベルアップに向けて、できることからやってみましょう




例 窓口対応フローチャートや独自のアセスメントツールの作成(作成過程で関係者の目線合わせにも効果
的です)
例 地域包括支援センター職員の面談スキルアップのためのQ&Aの作成や研修の実施
例 介護保険制度や介護予防の大切さなどを住民に理解してもらうための説明資料の作成

他の自治体の工夫をみてみる



窓口対応を含めた介護予防ケアマネジメントの実施内容、工夫の事例が紹介されています。
厚生労働省「介護予防の取組強化・推進のための市町村マニュアル<別冊 事例集> 」(令和4年3月) 、R3年度介護予
防活動普及展開事業

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