介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究 ハンドブック(市町村の支援者向け) (96 ページ)
出典
公開元URL | https://www.jmar.co.jp/job/public/llg.html |
出典情報 | 介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究(5/15)《日本能率協会総合研究所》 |
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アセスメントの質を高めるにはどうすればよいでしょうか?
介護予防ケアマネジメント
よくある質問
要支援者の特徴をどのくらい押さえられていますか?
アセスメントに必要な「要支援1・2」の人の特徴をどのように捉えられているか、まず、確認してみましょ
う。ADLやIADLの状況や疾病の傾向、改善可能性の高い方のタイプや多くの困りごとの把握などができ
ているか、確認してみましょう。
各論 / 介護予防ケアマネジメントの基本的事項を教えてください(目的・意義)
87ページ
大事な視点
利用者基本情報の裏面には介護予防に関することが記載できるようになっています。大切にしてき
たことや楽しみにしてきたことなどを聞き取ることで、今の心身の状態像に応じた取組方法が展開
できないか?を考えることも大切です。
また、基本チェックリストを取ってはいるものの活用されていないケースが散見されます。利用者
基本情報や基本チェックリストでは、不足する情報を集める習慣を付け、要支援状態になっている
現況がなぜ起こっているかの背景要因を探り当てることが重要です。基本チェックリストを単に取
るのではなく、該当項目との関連性を考えることも必要です。
そのときに、本人の地域での役割や生きがいを持った生活を考えていくために、国際生活機能分類
(ICF)の考え方にある「活動」や「参加」の観点も必要となります。
国際生活機能分類(ICF)の考え方を関係者で確認しておきましょう
国際生活機能分類(ICF)はアセスメントのための重要な概念です。生活上の困りごとに目を向けて、その解
決を通して地域での生活を取り戻してもらうためには、活動や参加、そして本人をとりまく環境因子(人的・
物的・社会的等)の観点も含めて必要な情報を把握・解釈できることを目指しましょう。
地域ケア会議をアセスメントの質向上のためにも活用しよう
地域ケア会議は、個別課題の解決を通したケアマネジメントの支援・質向上をひとつの目的・機能としていま
す。専門職によりICFを活用した適切なアセスメントについて助言をしてもらうことで、具体的なケースをも
とに関係者のアセスメント力の向上に取り組むことができます。
各論 / 地域ケア会議の基本的事項を教えてください(5つの機能の発揮)
196ページ
国際生活機能分類(ICF)によるアセスメント例をみてみる
介護予防ケアマネジメントの考え方には、ICFによるアセスメントの整理例が記載されています。
参
照
介護予防ケアマネジメントの考え方、平成29年度地域包括支援センター職員研修Ⅱ
一般財団法人 長寿社会開発センター、介護予防ケアマネジメントオンデマンド研修、R3年度老健事業
株式会社 日本能率協会総合研究所「介護予防・日常生活支援総合事業の効果的な介護予防ケアマネジメントに関する調査
研究事業 報告書」(平成28年3月)、H27年度老健事業
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