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介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究 ハンドブック(市町村の支援者向け) (163 ページ)

公開元URL https://www.jmar.co.jp/job/public/llg.html
出典情報 介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究(5/15)《日本能率協会総合研究所》
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Q

通いの場の評価をどのようにしたらよいか教えてください

通いの場
事業デザイン

目標はどのように設定していたでしょうか?
目標とした指標やその数値はどうだったか、なぜその数値水準にしたのかなどの背景や根拠が明確か、といっ
た評価の前提となることをまず確認していきましょう。
総論 / 地域づくりにおける成果はどう捉えればよいでしょうか?

26ページ

大事な視点
通いの場も、地域支援事業の他の事業と同様にPDCAサイクルに沿って取組を進めていくため
に、評価とそれに基づく改善の取組が重要となります。
通いの場では、箇所数、あるいは参加率などをもとに評価していることが多いと思いますが、他
にも、参加していない方の参加を促す観点や、役割の創出や担い手づくりの観点などから、地域
支援事業の実施要綱では、例えば以下のようなプロセスに関する指標が示されています。
高齢者の参加促進に向けたポイント等の取組の実施状況
• 対象者把握の実施状況、参加促進に向けたアウトリーチの実施状況
• 担い手を育成するための研修の実施状況、有償・無償ボランティア等の推進に向けた取組の実
施状況 など


さらに、通いの場が目指す成果(=アウトカム)は、継続的な運動や、つながりや社会参加、支え
合いなどを通じて、介護予防に資すること、つまり高齢者に地域での自立した生活を続けていた
だくことにあります。
そのため、参加高齢者の心身状態等がどう変化したかという効果・成果まで測定し、評価してい
くという視点が大切です。参加者の握力やTUG歩行テストの計測タイム、主観的健康感など、
通いの場で定期的に測定を実施して、参加者にも定期的にデータをフィードバックしましょう。
通いの場の発表会などを開催して、地域の通いの場の成果を住民同士で発表してもらえば、さら
に介護予防の取組に弾みがつくかもしれません。

今は通いの場でどのようなデータを計測・把握していますか?
市町村の活動状況や、通いの場の開催数や参加状況、そして参加した高齢者の体力測定や基本チェックリスト
による状態把握など、評価のため、そして取組の改善を検討するためには継続的なデータの把握が重要となり
ます。
総論 / 地域づくりにおける成果はどう捉えればよいでしょうか?

26ページ

通いの場で生の声を聞いてみよう
定量的なデータでの評価とともに、運営の担い手や参加者の方々がどう感じているのかといった定性的な声も
重要です。取組を進めるヒントも得られるかもしれませんので、ぜひ現地に顔を出してみましょう。
各論 / 通いの場の実態(ニーズや箇所数、活動状況等)を把握する方法について、教えてください

161ページ

通いの場の効果検証について深堀りしたい方は



自治体が今後効果検証の基盤をつくっていくための考察などが記載されているので、確認してみましょう。
地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター研究所「通いの場の効果検証に関する調査研究事業 報告書」(令和 3年
3 月)、R2年度老健事業

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