提案書20(3802頁~4000頁) (5 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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提案番号(6桁)
申請技術名
申請学会名
724216
重粒子線治療の適応拡大
日本放射線腫瘍学会
技術の概要
適応拡大疾患:日本放射線腫瘍学会が定めた適応症
重粒子線治療:炭素原子核を高速に加速
し強い抗癌(生物)効果と集中性の高い
線量分布を得て行う粒子線治療で、従来
の放射線療法以上の高い効果と安全性を
期待できる。
低侵襲で高いQOLの維持、就業中に外来
通院で短期間の治療が可能
既保険収載疾患(骨軟部腫瘍,頭頸部腫瘍(非扁平上皮癌),前立腺癌,大型肝細胞癌、肝内胆管癌、膵癌、
大腸癌術後再発、子宮頸部腺癌)に加えて、下記の5疾患の適応拡大を要望
① 肺・縦隔腫瘍(限局性肺癌,局所進行非小細胞肺癌)
② 消化器腫瘍(小型の肝細胞癌,胆道癌,食道癌)
対象疾患予測数;年間約600例
(2020年7月〜2021年6月先進
③ 婦人科腫瘍(子宮頸部扁平上皮癌,婦人科領域悪性黒色腫)
医療実施数;350例)
④ 少数転移性腫瘍(肝転移,肺転移,リンパ節転移)
⑤ AYA世代の腫瘍性疾患
治療方針が統一され,既存の放射線治療との比較で,優位性または同等性が明らかである
治療前
治療20か月後
18ヶ月後
治療前
図のような深さ方向にピークを形成する性質
により集中性の高い治療が可能
電子線
DNA
肺癌著効例;末梢型I期肺癌では1〜4日間
で治療が可能
放射線抵抗性の婦人科
悪性黒色腫にも著効が
得られる。
既存治療との比較(有効性・安全性)
・すべての適応疾患で既存治
療(IMRT)と同等以上の有
効性安全性
・既存治療で根治不能な腫瘍
に対し新たな治療法を提供可
能
既存治療で根治困難な腫瘍に対し新たな根治療法
を提供
多くのコモンキャンサーに対して、既存治療と同
等あるいは上回る効果と安全性を補償
短期間で患者負担の少ない低侵襲治療を提供
治癒率・安全性の向上により税収増加・社会医療
費削減
重粒子線
診療報酬上の取り扱い
電子線やX線と比べて高密度に電離を生じ、
高い抗腫瘍効果が得られる。
予想影響額:約3.0億円の削減
I 骨軟部腫瘍,II 頭頸部非扁平上皮癌, III 前立腺癌一連につき I-II に対して187,500点、
III に対して110,000点。 注1-3の加算についての施設基準有り
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