提案書20(3802頁~4000頁) (65 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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提案番号(6桁)
申請技術名
申請学会名
728205
全身性エリテマトーデスに対するアニフロルマブの外来化学療法加算
日本リウマチ学会
【技術の概要】
G004に掲げる点滴注射等について、施設基準に適合して
いる保険医療機関において、入院中の患者以外の患者で
あって、 悪性腫瘍等の患者であるものに対して、治療の開始
に当たり注射の必要性、危険性等について 文書により説明
を行った上で化学療法を行った場合は、当該基準に係る区
分に従い、次(右下)に掲げる点数を、それぞれ1日につき
前各号により算定した点数に加算する。
【対象疾患】
・既存治療で効果不十分な全身性エリテマトーデス
・年間対象患者数:900人程度(2022年)
(外来化学療法室)
【既存の治療法との比較】
・これまで外来化学療法加算の適用を受けている以下の薬剤は、
いずれも点滴静注用のモノクローナル抗体製剤であり入院中の患
者以外の患者に対して使用されている。
インフリキシマブ製剤(関節リウマチ等)
トシリズマブ製剤(関節リウマチ等)
アバタセプト製剤(関節リウマチ)
ナタリズマブ製剤(多発性硬化症)
べリムマブ製剤(全身性エリテマトーデス)
・アニフロルマブ(以下、本剤)は全身性エリテマトーデスに対するモ
ノクローナル抗体製剤であり、通常、4週間間隔での点滴静注治
療が必要である。
・本剤は上記モノクローナル抗体製剤と同様、時にショック、アナフィラ
キシー等の重篤な過敏症が生じる可能性があることが知られている
が、外来において迅速に対応できる専門スタッフ及び設備体制が
あれば、患者負担が減り、より適切かつ安全に投与することが可能
となる。
【有効性及び診療報酬上の取扱い】
・有効性:大規模プラセボ対照ランダム化二重盲検試験により、既
存治療で効果不十分な全身性エリテマトーデスに対する疾患活動性
改善、再燃抑制、ステロイド減量効果が認められており、ガイドライン
次回改訂時に使用が推奨されることは確実である。
・診療報酬上の取り扱い:G004 点滴注射
ロ 外来化学療法加算2
イ 外来化学療法加算1
① 15歳未満 640点
① 15歳未満 670点
3866
② 15歳以上 370点
② 15歳以上 450点