提案書20(3802頁~4000頁) (60 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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提案番号(6桁)
申請技術名
申請学会名
728204
成人発症スティル病に対するアクテムラ点滴療法の外来化学療法算定
日本リウマチ学会
【技術の概要】
アクテムラは、既存治療で効果不十分な疾患(関節リウマチ、
若年性特発性関節炎、全身型若年性特発性関節炎、成
人スチル病)、キャッスルマン病、腫瘍特異的T細胞輸注療
法に伴うサイトカイン放出症候群、SARS-CoV-2による肺
炎に適応がある、しかしながら、成人スチル病に対してのみ外
来化学療法加算を有さず、そのため投与時反応時などの対
応を有するため外来化学療法加算2の認可を取得すること
を目的とする。
【対象疾患】
・既存治療で効果不十分な成人スチル病
・年間対象患者数:350人程度(2021年)
【既存の治療法との比較】
・これまで外来化学療法加算の適用を受けている以下の薬剤は、
いずれも点滴静注用のモノクローナル抗体製剤であり入院中の患
者以外の患者に対して使用されている。
インフリキシマブ製剤(関節リウマチ等)
トシリズマブ製剤(関節リウマチ等)
アバタセプト製剤(関節リウマチ)
ナタリズマブ製剤(多発性硬化症)
べリムマブ製剤(全身性エリテマトーデス)
・アクテムラ(以下、本剤)アクテムラはヒト化抗ヒトIL-6レセプター
モノクローナル抗体であるが、ヒト化抗体製剤であっても投与時反
応および過敏症のリスクを有するため、専門スタッフ及び設備を有
する外来化学療法室等の利用により患者により安全に投与が可
能となる。
・本剤保険適用の関節リウマチ等は外来化学療法加算2を取得済
みであり、同じリウマチ性疾患であり治療抵抗例に対する使用がガ
イドラインでも推奨されている成人スチル病も外来化学療法加算
対象疾患であると考える。
【有効性及び診療報酬上の取扱い】
(外来化学療法室)
・有効性:国内のプラセボ対照二重盲検比較試験により、アクテムラ
の既存治療で効果不十分な成人スチル病に対する疾患活動性の抑
制効果およびステロイドの漸減効果が認められている
・診療報酬上の取り扱い:G004 点滴注射
イ 外来化学療法加算1
ロ 外来化学療法加算2
① 15歳未満 670点
① 15歳未満 640点
3861
② 15歳以上 450点
② 15歳以上 370点