参考資料3-2 令和5年度障害者虐待事案の未然防止のための調査研究一式 (129 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40742.html |
出典情報 | 社会保障審議会 障害者部会(第141回 7/4)《厚生労働省》 |
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背景要因として考えられること(案)5
① 【目標設定】
各取組は、広域的、専門的、計画的な観点や立場から、市町村の虐待防止・対
応力の向上(市町村間のばらつき解消を含む)や、障害福祉サービス事業所等
における虐待防止の取組の推進等という目標を掲げて行われていること
②
【PDCA サイクルの実施】
ア.取組の現状・課題の把握
市町村や障害福祉サービス事業所等の現状や困りごと等を把握できるよう、あ
らゆる機会や手段を活用していること
(例:個別訪問、会議、事例相談、相談様式等の作成・配布等)
。
イ.課題分析、支援策の企画
把握した課題の解決に向けて、目標設定、さまざまな機会や手法を活用した取組
の企画等を検討、実施していること
(例:研修(講義、グループワーク等)
、マニュアルや様式、情報収集、情報提供、
体制整備等)
。
ウ.振り返り、見直し
実施した支援策のブラッシュアップのために、振り返り・見直しを行っているこ
と
(例:振り返り会議、外部有識者による事業評価、研修の受講対象や内容、実施
方法の検討等)
。
③
【体制の構築】
①、②を効果的、継続的に行うために体制構築や独自予算を確保していること。
そのことによって「市町村や障害福祉サービス事業所等に対する支援力」の専
門性や継続性を担保できていること
(例:障害者虐待防止担当部署への福祉専門職の配置、外部専門職やアドバイ
ザー等の協力体制の構築(特に法律専門職や実績のある社会福祉法人)、管内
を複数の圏域に分け、圏域ごとに市町村支援を行う体制の構築等)
。
特に「②【PDCA サイクルの実施・マネジメント】」について、補足する。
ア.【取組の現状・課題の把握】
いずれの都道府県も、さまざまな機会や手法を設けて、市町村の状況や課題を把握し
ていた。単純に相談窓口を設けて、市町村からの相談を待つことはしていなかった。ま
た、収集した情報をもとに、
「イ.
【課題分析、支援策の企画】
」に役立てていた。主な取
組例は以下の通り。
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今回のヒアリング調査で、障害福祉サービス事業所等における特徴的な虐待防止の取組に関する聞き取りを行
えたのは兵庫県のみで、当該取組は継続途中だったことから、
「障害福祉サービス事業所等に対する支援力」の
要素(案)」は記載を省略する。
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