よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料3-2 令和5年度障害者虐待事案の未然防止のための調査研究一式 (55 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40742.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第141回 7/4)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

・年代別にみても、心理的虐待を受けた割合に有意差はみられなかった。
(表 4-8)
・障害種別にみると、知的障害のある被虐待者は、そうでない被虐待者に比べて心理的
虐待を受けた割合が有意に低い(知的障害あり 28.3%、なし 35.0%)
。逆に、精神障害
のある被虐待者や発達障害のある被虐待者は、そうでない被虐待者に比べて心理的虐
待を受けている割合が有意に高い(精神障害あり 35.9%、なし 28.9%、発達障害あり
47.0%、なし 31.5%)。なお、身体障害や難病等の有無では有意差はみられなかった。
(表
4-8)
・行動障害の有無別にみると、行動障害の有無不明があるものの、行動障害がないに比
べると、行動障害がある方が心理的虐待を受けた割合が低い傾向がみられた。
(表 4-9)
心理的虐待に遭いやすい属性等:精神障害や発達障害がある、行動障害がない
エ.放棄、放置(ネグレクト)
・女性に比べ、男性が放棄、放置(ネグレクト)の被害に遭っている割合が高いものの、
有意差はみられなかった。(表 4-7)
・年代別では、~19 歳が多いものの、有意差はみられなかった。
(表 4-7)
・障害種別にみると、身体障害のある被虐待者や知的障害のある被虐待者は、そうでな
い被虐待者に比べて放棄、放置(ネグレクト)を受けた割合が有意に高い(身体障害
あり 16.3%、なし 9.8%、知的障害あり 13.5%、なし 9.1%)
。逆に、精神障害のある被虐
待者は、そうでない被虐待者に比べて放棄、放置(ネグレクト)を受けた割合は有意
に低くなっていた(精神障害あり 8.3%、なし 13.2%)
。なお、難病等でも、そうでない
被虐待者に比べて放棄、放置(ネグレクト)を受けた割合が高くなっているものの、
有意差はみられなかった。(表 4-8)
・行動障害の有無別にみても放棄、放置(ネグレクト)を受けた割合に有意差はみられ
なかった。(表 4-9)
放棄、放置(ネグレクト)に遭いやすい属性等:身体障害や知的障害がある
オ.経済的虐待
・被虐待者の性別にみると、女性に比べ男性が経済的虐待に遭った割合が高い(男性
20.2%、女性 14.6%)。
(表 4-7)
・年代別では、~19 歳が経済的虐待に遭った割合が低い。
(表 4-7)
・障害種別にみると、知的障害の被虐待者は、そうでない被虐待者に比べて経済的虐待
を受けた割合が有意に高い(知的障害あり 21.1%、なし 12.7%)
。逆に、精神障害のあ
る被虐待者は、そうでない被虐待者に比べて経済的虐待を受けた割合は有意に低くな
っていた(精神障害あり 12.1%、なし 19.8%)。なお、身体障害や発達障害、難病等の
有無では有意差はみられなかった。(表 4-8)
・行動障害の有無別にみても経済的虐待を受けた割合に有意差はみられなかった。(表
4-9)
経済的虐待に遭いやすい属性等:男性、知的障害がある

52