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参考資料3-2 令和5年度障害者虐待事案の未然防止のための調査研究一式 (56 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40742.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第141回 7/4)《厚生労働省》
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②虐待者の続柄
全体でみれば、虐待者の割合は父親 27.5%、母親 25.1%、夫 17.7%、兄弟 11.7%、その他
11.2%が上位を占めている。(表 4-7)
ア.被虐待者の性別にみた虐待者
・被虐待者が男性の場合、虐待者は父親 37.4%、母親 29.6%、兄弟 15.2%が主な虐待者で
ある。一方、被虐待者が女性の場合には父親 22.5%、母親 22.8%、夫 26.5%となる。
(表
4-7)
イ.被虐待者の年代別にみた虐待者
・被虐待者が、~19 歳や 20 歳代までの虐待者は父親や母親が中心である。被虐待者の
年齢が高くなるに従って兄弟、夫の割合が高まり、50 歳代以上になると兄弟や夫のほ
かに息子の割合も高くなっている。(表 4-7)
ウ.障害種別にみた虐待者
・身体障害のある被虐待者では、虐待者が妻や息子、娘である割合は有意に高い(妻:
身体障害あり 6.9%、なし 1.7%、息子:身体障害あり 6.4%、なし 4.0%、娘:身体障害
あり 4.2%、なし 1.1%)。
・知的障害のある被虐待者では、知的障害のない被虐待者に比べ父親や母親、姉妹から
虐待を受けている割合が高い(被虐待者の年齢層が関係)

・精神障害のある被虐待者では、父親や母親から虐待を受けた割合は有意に低く、夫や
息子、娘から虐待を受けた割合が高まっている。
・発達障害のある被虐待者では、父親や母親から虐待を受けた割合が高いものの有意差
はみられなかった。(表 4-7)
エ.行動障害の有無別にみた虐待者
・被虐待者に行動障害がある(認定あり・なし)場合には、父親や母親が虐待者となる
割合が高い。
(表 4-9)

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