参考資料3-2 令和5年度障害者虐待事案の未然防止のための調査研究一式 (20 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40742.html |
出典情報 | 社会保障審議会 障害者部会(第141回 7/4)《厚生労働省》 |
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判断事例という。
)
」の 2,123 件を対象に、虐待行為の類型や程度、被虐待者の状況及び虐待へ
の対応策等について集計を行った。
8)虐待行為の類型と程度
ア.虐待行為の類型(複数回答)
(表 13-1、表 13-2)
虐待行為の類型では、
「身体的虐待」が 68.5%と最も多く、次いで「心理的虐待」が 32.1%、
「経済的虐待」が 16.5%、
「放棄、放置」が 11.1%、
「性的虐待」が 3.2%であった。なお、
「身体
的虐待」のうち「身体拘束」を含むものは 24 件であった。
被虐待者の性別にみると、男性に比べ女性では「身体的虐待」や「性的虐待」
、
「心理的虐待」
の割合が高く、逆に男性では「放棄、放置」や「経済的虐待」の割合が高い。
※1 件の事例に対し、複数の虐待行為の類型に該当する場合、それぞれの該当項目に重複して計上さ
れるため、合計件数は虐待判断事例件数 2,123 件と一致しない。
※性別については、不明の 1 件を除いている。
表 13-1 虐待行為の類型(複数回答)
身体的虐待
性的虐待
心理的虐待
放棄、放置
経済的虐待
合計
件数
1,455
67
681
236
351
2,790
構成割合
68.5%
3.2%
32.1%
11.1%
16.5%
放棄、放置
経済的虐待
-
(注)構成割合は、虐待判断事例件数2,123件に対するもの。
表 13-2 被虐待者の性別にみた虐待行為の類型(複数回答)
身体的虐待
被
虐
待
者
の
性
別
男性
女性
性的虐待
心理的虐待
件数
481
2
212
87
145
構成割合
66.9%
0.3%
29.5%
12.1%
20.2%
件数
973
65
469
149
206
構成割合
69.0%
4.6%
33.3%
10.6%
14.6%
合計
927
1,862
-
(注)構成割合は、被虐待者数(男性719人、女性1,410人、性別不明は除く)に対するもの。
イ.虐待行為による生命・身体・生活への影響の程度(表 14)
虐待行為による生命・身体・生活への影響の程度をみると、
「軽度(
『生命・身体・生活への
影響』に相当する行為)
」が 61.4%、
「中度(
『生命・身体・生活に著しい影響』に相当する行為)
」
が 28.2%、
「重度(
『生命・身体・生活に関する重大な危険』に相当する行為)
」が 10.3%を占め
た。
表 14 虐待行為による生命・身体・生活への影響の程度
件数
構成割合
1,714
61.4%
中度(「生命・身体・生活に著しい影響」に相当する行為)
788
28.2%
重度(「生命・身体・生活に関する重大な危険」に相当する行為)
288
10.3%
2,790
100.0%
軽度(「生命・身体・生活への影響」に相当する行為)
合計
(注)構成割合は、虐待行為の合計件数2,790件に対するもの。
ウ.経済的虐待の内容(複数回答)
(表 15)
経済的虐待の内容は、
「障害年金」が 74.9%、
「その他」が 38.7%を占めている。
※1 件の事例に対し、複数の経済的虐待行為の内容がある場合、それぞれの該当項目に重複して計上
されるため、合計件数は経済的虐待判断事例件数 351 件と一致しない。
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