６．重篤事例対応を行った自治体に対するヒアリング調査
６-１

ヒアリング調査概要

（１）調査実施目的
障害者虐待における死亡事例や傷害事件となったような重篤な事例（以下「重篤事例」
という。）の未然防止、再発防止に向けて、障害者虐待の防止に向けた対応や留意点等に関
する示唆を得ることを目的に、養護者虐待、施設従事者虐待において重篤事例を計上した
自治体に対して、事例概要、虐待発生後の対応、その後の再発防止に向けた取組等に関す
るヒアリング調査を実施した。
（２）調査対象
令和４年度「障害者虐待対応状況調査」において、養護者虐待における重篤事例を計上
した 1 自治体、及び、施設従事者虐待における重篤事例を計上した 2 自治体及び同事例の
支給決定自治体・施設所在自治体の 3 自治体。
※上記自治体及び事例概要に関しては、自治体名、個人名、法人名は非公表とし、事例
の内容については特定を避けるため、本報告書では下記倫理的配慮に記載の通り、加
工を加えている。
（３）調査実施時期
令和５年 11 月～12 月
（４）調査実施方法
事前に質問項目を送り、当日は、その質問項目に沿って、聞き取りを行った（現地また
は web 会議システム）。
（５）主な質問項目
主な質問項目は以下のとおりである。

【養護者虐待向け】
①事例概要

被虐待者、虐待者、家族の概要
虐待発生以前の状況
②該当する事例の概要及び虐待発生後の対応

当該事例の概要
虐待が発生した要因
虐待発生後の対応（関係部署・機関との連携状況）
自治体から、被虐待者、虐待者、家族に対して行った取組
③障害者、家族等への支援について【意見交換】
【施設従事者等虐待向け】
①法人、事業所の概要
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