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参考資料3-2 令和5年度障害者虐待事案の未然防止のための調査研究一式 (25 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40742.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第141回 7/4)《厚生労働省》
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12)虐待への対応策
ア.分離の有無(表 29)
虐待への対応として、
「被虐待者の保護と虐待者からの分離を行った被虐待者数」は 714 人
(33.5%)であった。一方、
「被虐待者と虐待者を分離していない被虐待者数(一度も分離して
いない)
」は 982 人(46.1%)であった。
表 29 虐待への対応策としての分離の有無
人数

構成割合

被虐待者の保護と虐待者からの分離を行った被虐待者数

714

33.5%

被虐待者と虐待者を分離していない被虐待者数(一度も分離していない被虐待者数)

982

46.1%

もともと虐待者とは別居の被虐待者数

221

10.4%

その他

137

6.4%

現在対応について検討・調整中の被虐待者数

76

3.6%

2,130

100.0%

合計
(注)構成割合は、被虐待者数2,130人に対するもの。

イ.分離の有無に関わらず行った対応の内訳(複数回答)
(表 30)
分離の有無に関わらず行った対応は、
「養護者に対する助言・指導」が 46.8%と最も多く、
「再
発防止のための定期的な見守りの実施」が 41.8%、
「既に障害福祉サービスを受けているが、サ
ービス等利用計画を見直した」
が 17.2%、
「被虐待者が新たに障害福祉サービスを利用」
が 12.7%、
「その他」が 8.5%、「被虐待者が障害福祉サービス以外のサービスを利用」が 4.6%であった。
表 30 分離の有無に関わらず行った対応の内訳(複数回答)
人数

構成割合

養護者に対する助言・指導(介護負担軽減等のための事業参加に至った事例を除く)

961

46.8%

養護者が介護負担軽減等のための事業に参加

13

0.6%

被虐待者が新たに障害福祉サービスを利用

261

12.7%

既に障害福祉サービスを受けているが、サービス等利用計画を見直した

354

17.2%

被虐待者が障害福祉サービス以外のサービスを利用

95

4.6%

再発防止のための定期的な見守りの実施

858

41.8%

その他

175

8.5%

合計

2,717

-

(注)構成割合は、「現在対応について検討・調整中」の被虐待者数76人を除く2,054人に対するもの。

ウ.分離を行った事例における対応の内訳(表 31)
ア.のうち、分離を行った事例における対応は、
「契約による障害福祉サービスの利用」が
46.8%と最も多く、次いで「その他」が 20.4%、
「医療機関への一時入院」が 12.9%、
「利用契約
又は措置以外の方法による一時保護」が 12.5%、
「身体障害者福祉法又は知的障害者福祉法に基
づくやむを得ない事由等による措置」が 7.4%の順であった。
また、分離を行った事例のうち面会制限を行った事例は 29.0%であったが、
「やむを得ない事
由等による措置」を行った被虐待者 53 人のうち 33 人(62.3%)に面会制限が行われていた。

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