よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


・資料No1-1~1-5_第十八改正日本薬局方第一追補(案) (103 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000174942_00007.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 日本薬局方部会(令和4年度第1回 7/26)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

16 抑肝散加陳皮半夏エキス

第十八改正日本薬局方第一追補

1

にメタノール10 mLを加えて30分間振り混ぜた後,遠心分離し,

52

検出器:紫外吸光光度計(測定波長:254 nm)

2

上澄液を分取する.残留物に薄めたメタノール(1→2) 20 mLを

53

カラム:内径4.6 mm,長さ15 cmのステンレス管に5

3

加えて5分間振り混ぜた後,遠心分離し,上澄液を分取し,先の

54

μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル

4

上澄液と合わせ,薄めたメタノール(1→2)を加えて正確に50 mL

55

5

とし,試料溶液とする.別に定量用サイコサポニンb2標準試液

56

カラム温度:40℃付近の一定温度

6

を標準溶液とする.試料溶液及び標準溶液10 μLずつを正確

57

移動相:酢酸アンモニウム3.85 gを水720 mLに溶かし,

7

にとり,次の条件で液体クロマトグラフィー 〈2.01〉により

58

8

試験を行い,それぞれの液のサイコサポニンb2のピーク面積

59

9

AT及びA Sを測定する.

60

10
11
12
13

サイコサポニンb2の量(mg)=C S × AT/A S × 50

C S:定量用サイコサポニンb2標準試液中のサイコサポニ
ンb2の濃度(mg/mL)
試験条件

14

検出器:紫外吸光光度計(測定波長:254 nm)

15

カラム:内径4.6 mm,長さ15 cmのステンレス管に5

16

μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル

17

化シリカゲルを充塡する.

18

カラム温度:40℃付近の一定温度

19

移動相:0.05 mol/Lリン酸二水素ナトリウム試液/アセ

20
21
22

トニトリル混液(5:3)
流量:毎分1.0 mL
システム適合性

23

システムの性能:標準溶液10 μLにつき,上記の条件で

24

操作するとき,サイコサポニンb2のピークの理論段数

25

及びシンメトリー係数は,それぞれ5000段以上,1.5

26

以下である.

27

システムの再現性:標準溶液10 μLにつき,上記の条件

28

で試験を6回繰り返すとき,サイコサポニンb2のピー

29

ク面積の相対標準偏差は1.5%以下である.

30

(2) グリチルリチン酸 乾燥エキス約0.5 g (軟エキスは乾

31

燥物として約0.5 gに対応する量)を精密に量り,ジエチルエ

32
33

化シリカゲルを充塡する.

酢酸(100) 5 mL及びアセトニトリル280 mLを加える.
流量:毎分1.0 mL
システム適合性

61

システムの性能:分離確認用グリチルリチン酸一アンモ

62

ニウム5 mgを希エタノール20 mLに溶かす.この液

63

10 μLにつき,上記の条件で操作するとき,グリチル

64

リチン酸に対する相対保持時間約0.9のピークとグリ

65

チルリチン酸の分離度は1.5以上である.

66

システムの再現性:標準溶液10 μL につき,上記の条件

67

で試験を6回繰り返すとき,グリチルリチン酸のピー

68

ク面積の相対標準偏差は1.5%以下である.

69

(3) ヘスペリジン 乾燥エキス約0.1 g (軟エキスは乾燥物

70

として約0.1 gに対応する量)を精密に量り,薄めたテトラヒ

71

ドロフラン(1→4) 50 mLを正確に加えて30分間振り混ぜた

72

後,遠心分離し,上澄液を試料溶液とする.別に定量用ヘス

73

ペリジンをデシケーター(シリカゲル)で24時間以上乾燥し,

74

その約10 mgを精密に量り,メタノールに溶かして正確に

75

100 mLとする.この液10 mLを正確に量り,薄めたテトラ

76

ヒドロフラン(1→4)を加えて正確に100 mLとし,標準溶液

77

とする.試料溶液及び標準溶液10 μLずつを正確にとり,次

78

の条件で液体クロマトグラフィー 〈2.01〉により試験を行い,

79

それぞれの液のヘスペリジンのピーク面積 AT及び A Sを測定

80

する.

81

ヘスペリジンの量(mg)=MS × AT/A S × 1/20

82

MS:定量用ヘスペリジンの秤取量(mg)

ーテル20 mL及び水10 mLを加えて10分間振り混ぜる.こ

83

試験条件

れを遠心分離し,ジエチルエーテル層を除いた後,ジエチル

84

検出器:紫外吸光光度計(測定波長:285 nm)

34

エーテル20 mLを加えて同様に操作し,ジエチルエーテル層

85

カラム:内径4.6 mm,長さ15 cmのステンレス管に5

35

を除く.水層にメタノール10 mLを加えて30分間振り混ぜ

86

μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル

36

た後,遠心分離し,上澄液を分取する.残留物に薄めたメタ

87

37

ノール(1→2) 20 mLを加えて5分間振り混ぜた後,遠心分離

88

カラム温度:40℃付近の一定温度

38

し,上澄液を分取し,先の上澄液と合わせ,薄めたメタノー

89

移動相:水/アセトニトリル/酢酸(100)混液(82:18:1)

39

ル(1→2)を加えて正確に50 mLとし,試料溶液とする.別に

90

40

グリチルリチン酸標準品(別途10 mgにつき,電量滴定法に

91

41

より水分〈2.48〉を測定しておく)約10 mgを精密に量り,薄

92

システムの性能:定量用ヘスペリジン及び薄層クロマト

42

めたメタノール(1→2)に溶かして正確に100 mLとし,標準

93

グラフィー用ナリンギン1 mgずつを薄めたメタノー

43

溶液とする.試料溶液及び標準溶液10 μLずつを正確にとり, 94

ル(1→2)に溶かし,100 mLとする.この液10 μLにつ

44

次の条件で液体クロマトグラフィー 〈2.01〉により試験を行

95

き,上記の条件で操作するとき,ナリンギン,ヘスペ

45

い,それぞれの液のグリチルリチン酸のピーク面積 AT及び

96

リジンの順に溶出し,その分離度は1.5以上である.

46

A Sを測定する.

97

システムの再現性:標準溶液10 μLにつき,上記の条件

47

グリチルリチン酸(C42H62O16)の量(mg)

98

で試験を6回繰り返すとき,ヘスペリジンのピーク面

99

積の相対標準偏差は1.5%以下である.

48

=MS × AT/AS × 1/2

49

MS:脱水物に換算したグリチルリチン酸標準品の秤取量

50

(mg)

51

試験条件

100

化シリカゲルを充塡する.

流量:毎分1.0 mL
システム適合性

貯法 容器 気密容器.

日本薬局方の医薬品の適否は,その医薬品各条の規定,通則,生薬総則,製剤総則及び一般試験法の規定によって判定する. (通則5参照 )