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・資料No1-1~1-5_第十八改正日本薬局方第一追補(案) (82 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000174942_00007.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 日本薬局方部会(令和4年度第1回 7/26)《厚生労働省》
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D-マンニトール

第十八改正日本薬局方第一追補

27

することとした項は「

28

類縁物質E:

3

N-(2-Hydroxy-5-{1-hydroxy-2-[1-(4-methoxy-3-

4

32

methylphenyl)propan-2-ylamino]ethyl}phenyl)formamide

33

本品は定量するとき,換算した乾燥物に対し,D-マンニ

31

34
35

5
類縁物質F:

7

N-(2-Hydroxy-5-{1-(2-hydroxy-5-{1-hydroxy-2-[1-(4-

8

methoxyphenyl)propan-2-ylamino]ethyl}phenyl)amino-2-[1-(4-

9

methoxyphenyl)propan-2-ylamino]ethyl}phenyl)formamide

10

トール(C6H14O6) 97.0 ~ 102.0%を含む.


性状

本品は白色の結晶,粉末又は粒で,味は甘く,冷感が

ある.
本品は水に溶けやすく,エタノール(99.5)にほとんど溶け
ない.

36

本品は水酸化ナトリウム試液に溶ける.

37

本品は結晶多形が認められる.◆

38

6

」で囲むことにより示す.

品医療機器総合機構のウェブサイトに掲載している.

30

2



三薬局方の調和合意に関する情報については,独立行政法人医薬

29

1



47 .

確認試験

本品につき,赤外吸収スペクトル測定法 〈2.25〉の

39

臭化カリウム錠剤法により試験を行い,本品のスペクトルと

40

本品の参照スペクトル又はD-マンニトール標準品のスペク

41

トルを比較するとき,両者のスペクトルは同一波数のところ

42

に同様の強度の吸収を認める.もし,これらのスペクトルに

43

差を認めるときは,本品及び D-マンニトール標準品25 mg

44

ずつをそれぞれガラス容器にとり,水0.25 mLを加え,加熱

45

せずに溶かした後,得られた澄明な溶液を出力600 ~ 700

46

Wの電子レンジを用い,20分間乾燥するか,又は乾燥器に

47

入れ,100℃で1時間加熱した後,引き続いて徐々に減圧し

48

て乾燥する.得られた粘着性のない,白色~微黄色の粉末に

49

つき,同様の試験を行うとき,両者のスペクトルは同一波数

50

のところに同様の強度の吸収を認める.

51

融点〈2.60〉 165 ~ 170℃

11

類縁物質I(ジアステレオマー):

52

純度試験

12

N-(2-Hydroxy-5-{(1RS)-1-hydroxy-2-[(2SR)-1-(4-

53

(1)

13

methoxyphenyl)propan-2-ylamino]ethyl}phenyl)formamide

54

を検液として濁度試験法 〈2.61〉 により試験を行うとき,澄

55

明であり,色の比較試験法〈2.65〉の第2法により試験を行う

56

とき,その色は無色である.

57

(2)

58

えて振り混ぜた後,水を加えて溶かし,正確に100 mLとす

59

る.ピロリジンジチオカルバミン酸アンモニウム飽和溶液

60

(約10 g/L) 2.0 mL及び水飽和4-メチル-2-ペンタノン

61

10.0 mLを加え,光を避け,30秒間振り混ぜる.これを静置

62

して4-メチル-2-ペンタノン層を分取し,試料溶液とす

14

15
16
17

医薬品各条の部

D-マンニトールの条を次のように改める.

本品5.0 gを水に溶かし,50 mLとする.これ

ニッケル

本品10.0 gに2 mol/L酢酸試液30 mLを加

63

る.別に本品10.0 gずつを3個の容器に入れ,それぞれに2

D-マンニトール

64

mol/L酢酸試液30 mLを加えて振り混ぜた後,水を加えて溶

D-Mannitol

65

かし,原子吸光光度用ニッケル標準液0.5 mL,1.0 mL及び

66

1.5 mLをそれぞれ正確に加え,水を加えてそれぞれ正確に

67

100 mLとする.以下試料溶液と同様に操作し,標準溶液と

68

する.別に本品を用いず,試料溶液と同様に操作して得た

69

4-メチル-2-ペンタノン層を空試験液とする.試料溶液

70

及び標準溶液につき,次の条件で原子吸光光度法 〈2.23〉の

71

標準添加法により試験を行う.空試験液は装置のゼロ合わせ

72

に用い,また測定試料の切替え時,試料導入系を水で洗浄し

73

た後,吸光度の指示が0に戻っていることの確認に用いる.

74

ニッケルの量は1 ppm以下である.

18
19

C6H14O6:182.17

20

D-Mannitol

21

[69-65-8]

22

溶状

本医薬品各条は,三薬局方での調和合意に基づき規定した医薬品

75

使用ガス:

76

可燃性ガス

アセチレン

24

なお,三薬局方で調和されていない部分のうち,調和合意におい

77

支燃性ガス

空気

25

て,調和の対象とされた項中非調和となっている項の該当箇所は

78

ランプ:ニッケル中空陰極ランプ

26

「◆

79

波長:232.0 nm

23

各条である.



」で,調和の対象とされた項以外に日本薬局方が独自に規定

日本薬局方の医薬品の適否は,その医薬品各条の規定,通則,生薬総則,製剤総則及び一般試験法の規定によって判定する. (通則5参照 )