・資料No1-1~1-5_第十八改正日本薬局方第一追補(案) (61 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000174942_00007.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 日本薬局方部会(令和4年度第1回 7/26)《厚生労働省》 |
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第十八改正日本薬局方第一追補
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セトン50 mLをかき混ぜながら徐々に加えた後,塩化ナトリ
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ウム1 gを加えて3分間かき混ぜ,あらかじめ少量のアセトン
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で湿らせたろ紙を用いてろ過する.残留物をアセトン30 mL
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でよく洗い,洗液はろ液に合わせ,更にアセトンを加えて正
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確 に 100 mLと し , 試 料原 液 とす る . 別に グ リコ ー ル酸
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0.100 gを正確に量り,水に溶かし,正確に200 mLとする.
3
4-(Diethylamino)but-2-yn-1-yl (2S)-2-(cyclohex-
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この液0.5 mL,1 mL,2 mL,3 mL及び4 mLずつを正確に
4
3-en-1-yl)-2-cyclohexyl-2-hydroxyacetate
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量り,水を加えてそれぞれ正確に5 mLとし,更に酢酸(100)
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5 mL及びアセトンを加えて正確に100 mLとし,標準原液
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(1),標準原液(2),標準原液(3),標準原液(4)及び標準原液
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(5)とする.試料原液,標準原液(1),標準原液(2),標準原液
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(3),標準原液(4)及び標準原液(5) 2 mLずつを正確に量り,
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それぞれ水浴中で20分間加熱し,アセトンを蒸発する.冷
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後,2,7-ジヒドロキシナフタレン試液5 mLを正確に加えて
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混和した後,更に2,7-ジヒドロキシナフタレン試液15 mL
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を加えて混和し,容器の口をアルミホイルで覆い,水浴中で
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20分間加熱する.冷後,硫酸を加えて正確に25 mLとし,
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混和し,試料溶液,標準溶液(1),標準溶液(2),標準溶液(3),
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標準溶液(4)及び標準溶液(5)とする.別に水/酢酸(100)混液
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(1:1) 10 mLにアセトンを加えて正確に100 mLとする.こ
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の液2 mLを正確に量り,以下試料原液と同様に操作し,空
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試験液とする.試料溶液,標準溶液(1),標準溶液(2),標準
2
5
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医薬品各条の部 クロスカルメロースナトリウムの条確認試
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験の項を次のように改める.
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クロスカルメロースナトリウム
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確認試験
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(1)
本品につき,赤外吸収スペクトル測定法 〈2.25〉の臭
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溶液(3),標準溶液(4)及び標準溶液(5)につき,空試験液を対
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化カリウム錠剤法により試験を行い,本品のスペクトルと本
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照として,紫外可視吸光度測定法 〈2.24〉により試験を行い,
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品の参照スペクトルを比較するとき,両者のスペクトルは同
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波長540 nmにおける吸光度AT,AS1,AS2,AS3,AS4及びAS5
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一波数のところに同様の強度の吸収を認める.ただし,本品
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を測定する.標準溶液から得た検量線を用いて試料原液100
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のスペクトルにおいて,波数1750 cm-1付近の吸収は本品の
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mL中のグリコール酸の量X (g)を求め,次式によりグリコー
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参照スペクトルとの比較に用いない.
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ル酸ナトリウムの量を求める.
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(2) 本品1 gにメチレンブルー溶液(1→250000) 100 mLを
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加え,よくかき混ぜて放置するとき,青色綿状の沈殿を生じ
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グリコール酸ナトリウムの量(%)= X/M × 100 × 1.289
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る.
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19
(3) 強熱残分の残留物0.1 gを水2 mLに溶かし,炭酸カリ
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ウム溶液(3→20) 2 mLを加え,沸騰するまで加熱するとき,
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沈殿は生じない.この液にヘキサヒドロキソアンチモン(Ⅴ)
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酸カリウム試液4 mLを加え,沸騰するまで加熱する.次に
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必要ならばガラス棒で試験管の内壁をこすりながら,氷水中
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M:乾燥物に換算した本品の秤取量(g)◆
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◆
70
分散させ,最初の30分間は10分ごとに1分間かき混ぜる.沈
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降が遅ければ,更に1時間放置する.この液を吸引ろ過又は
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遠心分離する.ろ液又は上澄液約150 mLの質量を精密に量
で冷却するとき,白色の結晶性の沈殿を生じる.
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る.この液を乾固しない程度に加熱濃縮し,更に105℃で4
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時間乾燥し,残留物の質量を精密に量る.次式により水可溶
同条純度試験の項(1)の目を削り,(2)の目を(1),
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物の量を求めるとき,1.0 ~ 10.0%である.
水可溶物の量(%)=100M3(800 + M1)/M1M2
(2)
水可溶物
本品約10 gを精密に量り,水800 mLに
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(3)の目を(2)とし,次のように改める.
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純度試験
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M1:乾燥物に換算した本品の秤取量(g)
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M2:ろ液又は上澄液約150 mLの量(g)
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M3:残留物の量(g)◆
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◆
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中の塩化ナトリウム及びグリコール酸ナトリウムの量の和は
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換算した乾燥物に対し0.5%以下である.
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(ⅰ) 塩化ナトリウム 本品約5 gを精密に量り,水50 mL及
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び過酸化水素(30) 5 mLを加え,時々かき混ぜながら水浴上
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で20分間加熱する.冷後,水100 mL及び硝酸10 mLを加え,
(1)
塩化ナトリウム及びグリコール酸ナトリウム
本品
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0.1 mol/L硝酸銀液で滴定 〈2.50〉する(電位差滴定法).同様
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の方法で空試験を行い,補正する.
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0.1 mol/L硝酸銀液1 mL=5.844 mg NaCl
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(ⅱ) グリコール酸ナトリウム 本品約0.5 gを精密に量り,
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酢酸(100) 2 mL及び水5 mLを加え,15分間かき混ぜる.ア
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同条強熱残分の項及び貯法の項を次のように改める.
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強熱残分〈2.44〉
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◆
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14.0~ 28.0%(1 g,乾燥物換算).
貯法 容器 気密容器.◆
医薬品各条の部 サルポグレラート塩酸塩細粒の条製剤均一
性の項及び定量法の項を次のように改める.
日本薬局方の医薬品の適否は,その医薬品各条の規定,通則,生薬総則,製剤総則及び一般試験法の規定によって判定する. (通則5参照 )