よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


・資料No1-1~1-5_第十八改正日本薬局方第一追補(案) (55 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000174942_00007.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 日本薬局方部会(令和4年度第1回 7/26)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

20 アナストロゾール錠

1
2

第十八改正日本薬局方第一追補

MS:アナストロゾール標準品の秤取量(mg)
試験条件

3

検出器:紫外吸光光度計(測定波長:215 nm)

4

カラム:内径3.2 mm,長さ10 cmのステンレス管に5

5

μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル

6

基及びオクチルシリル基を結合した多孔質シリカゲル

7

を充塡する.

36

8

カラム温度:25℃付近の一定温度

9

移動相A:水/液体クロマトグラフィー用メタノール/

37

アナストロゾール錠

10

液体クロマトグラフィー用アセトニトリル/トリフル

38

Anastrozole Tablets

11

オロ酢酸混液(1200:600:200:1)

12

移動相B:液体クロマトグラフィー用メタノール/水/

39

液体クロマトグラフィー用アセトニトリル/トリフル

40

オロ酢酸混液(900:800:300:1)

41

13
14
15

移動相の送液:移動相A及び移動相Bの混合比を次のよ

16

0 ~ 10
10 ~ 40
17

45

理した後,孔径0.45 μm以下のメンブランフィルターでろ過

46

する.ろ液に赤外吸収スペクトル用臭化カリウム0.40 gを加

100

0

47

えた後,ジエチルエーテルを蒸発させる.残留物につき,赤

100 → 0

0 → 100

48

外吸収スペクトル測定法 〈2.25〉 の臭化カリウム錠剤法によ

49

り 測定 すると き,波 数 3100 cm-1, 2980 cm-1, 2240 cm-1,

50

1606 cm-1, 1502 cm-1, 1359 cm-1, 1206 cm-1, 1139 cm-1, 876

51

cm-1, 763 cm-1, 713 cm-1及び 680 cm-1付近に吸収を認める.

20

システムの性能:標準溶液10 μLにつき,上記の条件で

21

操作するとき,アナストロゾールのピークの理論段数

22

及びシンメトリー係数は,それぞれ1200段以上,1.4

23

以下である.

24

システムの再現性:標準溶液10 μLにつき,上記の条件

25

で試験を6回繰り返すとき,アナストロゾールのピー

26

ク面積の相対標準偏差は1.0%以下である.

28

その他

本品を粉末とし,「アナストロゾール」8 mgに対

移 動 相 A 移動相 B
(vol%)
(vol%)

システム適合性

貯法

製する.
確認試験

応する量をとり,ジエチルエーテル10 mLを加え,超音波処

分)

27

製法 本品は「アナストロゾール」をとり,錠剤の製法により

44

流量:毎分0.75 mL (アナストロゾールの保持時間約6

18
19

43

うに変えて濃度勾配制御する.
注入後の時間
(分)

42

本品は定量するとき,表示量の95.0 ~ 105.0%に対応す
るアナストロゾール(C17H19N5:293.37)を含む.

容器 密閉容器.

29

類縁物質A:

30

2-[3-(1-Cyanoethyl)-5-(1H-1,2,4-triazol-1-ylmethyl)phenyl]-2-

31

methylpropanenitrile

52

製剤均一性 〈6.02〉

53

き,適合する.

54

本品1個をとり,水/液体クロマトグラフィー用アセトニ

55

トリル/トリフルオロ酢酸混液(1000:1000:1) 8 mLを加

56

え,超音波処理して錠剤が完全に崩壊するまでよく振り混ぜ

57

る.1 mL中にアナストロゾール(C17H19N5)約0.1 mgを含む

58

液となるように水/液体クロマトグラフィー用アセトニトリ

59

ル/トリフルオロ酢酸混液(1000:1000:1)を加えて正確に

60

V mLとする.この液を孔径0.45 μm以下のメンブランフィ

61

ルターでろ過し,初めのろ液3 mLを除き,次のろ液を試料

62

溶液とする.以下定量法を準用する.

63

アナストロゾール(C17H19N5)の量(mg)

64

=MS × AT/AS × V /500

65

MS:アナストロゾール標準品の秤取量(mg)

66

32
33

類縁物質B:

34

2,3-Bis[3-(2-cyanopropan-2-yl)-5-(1H-1,2,4-triazol-1-

35

ylmethyl)phenyl]-2-methylpropanenitrile

次の方法により含量均一性試験を行うと

溶出性〈6.10〉

試験液に水1000 mLを用い,パドル法により,

67

毎分50回転で試験を行うとき,本品の15分間の溶出率は

68

80%以上である.

69

本品1個をとり,試験を開始し,規定された時間に溶出液

70

10 mL以上をとり,孔径0.45 μm以下のメンブランフィルタ

71

ーでろ過する.初めのろ液3 mL以上を除き,次のろ液 V

72
73

mLを正確に量り,1 mL中にアナストロゾール(C17H19N5)約
1.0 µgを含む液となるように水を加えて正確にV ´ mLとし,

74

試料溶液とする.別にアナストロゾール標準品約50 mgを精

75

密に量り,液体クロマトグラフィー用アセトニトリル20 mL

76

を加え,超音波処理して溶かし,水を加えて正確に250 mL

77

とする.この液5 mLを正確に量り,水を加えて正確に100

78

mLとする.この液10 mLを正確に量り,水を加えて正確に

79

100 mLとし,標準溶液とする.試料溶液及び標準溶液100

日本薬局方の医薬品の適否は,その医薬品各条の規定,通則,生薬総則,製剤総則及び一般試験法の規定によって判定する. (通則5参照 )