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パブリックコメント「令和6年度厚生労働科学研究」 別添(令和6年度厚生労働科学研究の概要) (103 ページ)

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出典情報 「令和6年度厚生労働科学研究」に対する御意見募集について(8/4)《厚生労働省》
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(2)これまでの研究成果の概要、及び政策等への活用又は実用化に向けた取組
① 地域保健基盤形成分野
【課題名】実践を踏まえた災害時健康危機管理支援チーム(DHEAT)の質の向上、構成
員、受援者の技能維持に向けた研究(令和3~4年度)
【概要】DHEAT 活動や研修を評価することによって、DHEAT 活動要領改正の提言、DHEAT
活動ハンドブックの改定等を実施した。
【成果の活用】DHEAT の運用体制を確立について提言を行い、提言を踏まえ DHEAT 活動
要領の改正を実施した。さらに、現場での検証を踏まえての DHEAT 活動ハンドブック
を改定した。これらは都道府県における DHEAT の体制強化に資するものであり、自然
災害だけでなく、自治体保健医療専門職の相互応援を必要とする健康危機管理発生時
の対応にも応用することが期待される。
【課題名】自治体における災害時保健活動マニュアルの策定及び活動推進のための研
究(令和4~5年度)
【概要】災害時の保健活動マニュアルの策定及び活用推進のための課題及び必要要件
を検討して、マニュアル活用の取組を促すモデルの考案と検証を行った。
【成果の活用】災害時保健活動マニュアルの活用のための手引きや事例集等を普及す
ることによって、災害時保健活動の実践を促進することが期待される。
② 水安全対策分野(令和6年度移管予定)
【課題名】水道の基盤強化に資する技術の水道システムへの実装に向けた研究(令和2
~4年度)
【概要】水質変動や異常時における早期発見を目的とするシステム導入を目指して、監
視すべき水質指標を特定し、それらを効率的に監視する技術をまとめるとともに、当
該技術を組み込んだ水道システムの評価や改良点等をまとめた。
【成果の活用】ビックデータを活用した効率的かつ確実な残留塩素の管理等について
知見を提供することで、職員が減少する等の課題を有する水道事業において効率的な
水質管理が期待されるとともに、中小規模の水道事業における適切な水質管理の推進
が期待される。
③ 生活環境安全対策分野
【課題名】クリーニング店に持ち込まれる衣類の微生物汚染に起因する感染事故リス
クとその防止法の検討(令和2~3年度)
【概要】衣類の細菌汚染調査を中心としたクリーニング業の調査を行うとともに、衣類
から検出された細菌に対する消毒薬の効果の検証等を行った。
【成果の活用】研究で得られた知見等を基に業界団体とも協議した上で、消毒方法に過
酢酸を追加する通知「クリーニング所における衛生管理に関する通知の一部改正につ
いて(令和4年9月 21 日生食発 0921 第1号)」を発出した。
④ 健康危機管理・テロリズム対策分野
【課題名】大規模イベントの公衆衛生・医療に関するリスクアセスメントおよび対応の
標準化に向けた研究(令和4~5年度)
【概要】東京 2020 等大規模イベントを通じて、リスクアセスメントやその対応方法等
の具体的なマスギャザリング(※)対策についての知見を集約した。また、関連した
国際シンポジウムを開催し、課題の検討や国際連携を推進した。
※一定期間、限定された地域において、同一目的で集合した多人数の集団(日本集団
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