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パブリックコメント「令和6年度厚生労働科学研究」 別添(令和6年度厚生労働科学研究の概要) (3 ページ)

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出典情報 「令和6年度厚生労働科学研究」に対する御意見募集について(8/4)《厚生労働省》
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【概要】新たなフェーズに入ったと考えられる国際人口移動をはじめ、出生・死亡・国
内人口移動の短期的・長期的傾向を的確に把握して分析するとともに、人口・世帯の将
来推計の精度向上および推計手法の方法論的発展およびその応用に関する研究を行っ
た。
【成果の活用】全国推計における出生・死亡・移動の新潮流に対応した仮定設定、地域
人口推計における動態数が推計可能な手法の開発、多様な世帯類型や世帯内の個人の状
況を踏まえた推計手法の改善など、人口・世帯のシミュレーションの応用に資する。
【課題名】公的年金制度の所得保障機能・所得再分配機能に関する検討に資する研究(令
和3~4年度)
【概要】老齢年金の「部分繰下げ」受給による貧困リスク回避の可能性に関する調査、
障害年金受給者の動向把握や諸外国における障害年金制度の調査、遺族年金制度におけ
る離死別女性の貧困と公的年金の機能に関する調査等を行った。
【成果の活用】令和元(2019)年 12 月にとりまとめられた社会保障審議会年金部会に
おける議論の整理では、
「高齢期の就労と年金の在り方について検討を進めていくこと」
等の指摘がされており、本研究の成果は、今後の年金制度改正の際の参考資料として活
用する予定である。
2 令和6年度に推進する研究課題
(1)継続研究課題のうち優先的に推進する研究課題(増額要求等する課題)の概要、及び
期待される研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】出産育児一時金の見直しを踏まえた出産費用の分析並びに産科医療機関等の
適切な選択に資する情報提供の実施及び効果検証のための研究
【概要】出産育児一時金の引き上げ後の出産費用の状況の調査、出産費用の変動との相
関関係や、妊産婦のニーズの変化等の分析を重点的に行うことによって、令和6年4月
に開始予定の出産費用の「見える化」の効果等の検証を行う必要がある。
【成果の活用】出産育児一時金の支給額の適正化や、出産費用の「見える化」の効果的
な実施といった観点を含め、支給額の引き上げ後3年を目途に行うこととしている出産
育児一時金の在り方に関する検討において活用する。
(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】医師の働き方改革におけるC-2水準適用医師の技能研修実態の事後評価方
法の検討に資する研究
【概要】技能研修計画に基づき集中的技能向上水準(C-2水準)が適用された医師の実
際の研修実態を調査することで、C-2水準の妥当性の評価方法の検討を行う。特に、技
能研修計画に見込みとして記載した「研修予定症例数」を医師が十分に経験した上で、
「研修予定技能」を修得する効果が得られたかの結果検証と、実際に必要となった労働
時間等についての妥当性の評価方法を個別の医師の研修実態調査に基づき検討する。
【成果の活用】C-2水準適用医師の技能研修計画に基づく研修実態の事後評価方法を
構築する。
【課題名】こどもの医療費無償化による受診行動の変容や医療費の増減等の検証および
分析のための研究
【概要】レセプト、保険料の賦課情報、自治体別の無償化の条件等を用いて、窓口負担
の有無別に時系列分析を行うこと等により、診療種類別等に見た受診動向を調査・分析
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