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パブリックコメント「令和6年度厚生労働科学研究」 別添(令和6年度厚生労働科学研究の概要) (16 ページ)
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出典情報 | 「令和6年度厚生労働科学研究」に対する御意見募集について(8/4)《厚生労働省》 |
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2 令和6年度に推進する研究課題
(1)継続研究課題のうち優先的に推進する研究課題(増額要求等する課題)の概要、及び
期待される研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】世界の健康危機への備えと対応の強化に関する我が国並びに世界の戦略的・
効果的な介入に関する研究
【概要】世界の健康危機への備えと対応を強化するために、WHO における国際保健規則
(IHR)の部分改正、及びパンデミックに関する法的文書の策定について、研究班が政府
へ提言を行っているが、研究実施には、国際法・知財・医薬品の開発及び製造における
価格設定や技術移転・国際協力・国際保健ガバナンス・地政学・公衆衛生対策等、様々
な分野の専門的知識が必要である。両文書の交渉において、議論は大詰めを迎えており、
研究分担者の専門分野外の専門家の協力、特に公衆衛生分野の専門家の協力が新たに必
要とされる。
【成果の活用】
「グローバルヘルス戦略」の内容を補強するとともに、日本が国際的な法
整備において主導的な役割を果たすことにもつながり、ポストコロナの国際秩序の安
定、日本の国際的なリーダーシップの強化に貢献する。
【課題名】カーボンニュートラル社会におけるヘルスケアシステムの設計と転換策を提
案する研究
【概要】ヘルスケア部門由来の排出量が約 6.4%と世界と比較して大きい我が国におい
て気候変動にレジリエントかつ低炭素で持続可能な保健システムの実現を達成するた
めの評価手法と転換シナリオを検討している。医療従事者に対するヒアリングと研究協
力をさらに強化する必要があること、社会実装を意図した研究成果を得るために医療現
場を知る専門家を加えることが必要である。
【成果の活用】国内ヘルスケア分野の脱炭素ロードマップ策定の礎となるとともに、日
本が各国に先駆けた取組を実施することで当該分野の国際議論において主導的な役割
を果たし、我が国のヘルスケア産業の気候変動の移行リスクを低減していくことが期待
される。
【課題名】ASEAN 等における高齢者介護サービスの質向上のための国際的評価指標の開
発と実証に資する研究
【概要】世界的な高齢化に伴い、特に ASEAN 諸国を含むアジア太平洋地域において課題
となっている介護サービスへのアクセス拡大、公的介護サービス導入や整備、継続的な
提供に向け、介護の質の評価を行い介護サービスの費用対効果等を明らかにするため
に、諸外国の介護の質の評価に関する既存の指標や好事例の分析及び統合に基づき、低・
中所得国を含め、国際的に広く利用可能な評価指標を開発した。ASEAN 諸国等における
パイロットスタディによる評価指標を検証するにあたって、現地の研究者との協力を強
化するために現地に赴き、現地の状況を把握することが必要である。
【成果の活用】指標に基づく提言や国際会議等での発信を通じて ASEAN 諸国等における
高品質な介護サービスへのアクセス向上に貢献し、介護サービスに関する世界的な課題
解決において日本が主導的な役割を果たすことに繋がることが期待される。
(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】国際保健課題に対する取組のギャップ分析及び我が国の国際保健施策の立案
に資する研究
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(1)継続研究課題のうち優先的に推進する研究課題(増額要求等する課題)の概要、及び
期待される研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】世界の健康危機への備えと対応の強化に関する我が国並びに世界の戦略的・
効果的な介入に関する研究
【概要】世界の健康危機への備えと対応を強化するために、WHO における国際保健規則
(IHR)の部分改正、及びパンデミックに関する法的文書の策定について、研究班が政府
へ提言を行っているが、研究実施には、国際法・知財・医薬品の開発及び製造における
価格設定や技術移転・国際協力・国際保健ガバナンス・地政学・公衆衛生対策等、様々
な分野の専門的知識が必要である。両文書の交渉において、議論は大詰めを迎えており、
研究分担者の専門分野外の専門家の協力、特に公衆衛生分野の専門家の協力が新たに必
要とされる。
【成果の活用】
「グローバルヘルス戦略」の内容を補強するとともに、日本が国際的な法
整備において主導的な役割を果たすことにもつながり、ポストコロナの国際秩序の安
定、日本の国際的なリーダーシップの強化に貢献する。
【課題名】カーボンニュートラル社会におけるヘルスケアシステムの設計と転換策を提
案する研究
【概要】ヘルスケア部門由来の排出量が約 6.4%と世界と比較して大きい我が国におい
て気候変動にレジリエントかつ低炭素で持続可能な保健システムの実現を達成するた
めの評価手法と転換シナリオを検討している。医療従事者に対するヒアリングと研究協
力をさらに強化する必要があること、社会実装を意図した研究成果を得るために医療現
場を知る専門家を加えることが必要である。
【成果の活用】国内ヘルスケア分野の脱炭素ロードマップ策定の礎となるとともに、日
本が各国に先駆けた取組を実施することで当該分野の国際議論において主導的な役割
を果たし、我が国のヘルスケア産業の気候変動の移行リスクを低減していくことが期待
される。
【課題名】ASEAN 等における高齢者介護サービスの質向上のための国際的評価指標の開
発と実証に資する研究
【概要】世界的な高齢化に伴い、特に ASEAN 諸国を含むアジア太平洋地域において課題
となっている介護サービスへのアクセス拡大、公的介護サービス導入や整備、継続的な
提供に向け、介護の質の評価を行い介護サービスの費用対効果等を明らかにするため
に、諸外国の介護の質の評価に関する既存の指標や好事例の分析及び統合に基づき、低・
中所得国を含め、国際的に広く利用可能な評価指標を開発した。ASEAN 諸国等における
パイロットスタディによる評価指標を検証するにあたって、現地の研究者との協力を強
化するために現地に赴き、現地の状況を把握することが必要である。
【成果の活用】指標に基づく提言や国際会議等での発信を通じて ASEAN 諸国等における
高品質な介護サービスへのアクセス向上に貢献し、介護サービスに関する世界的な課題
解決において日本が主導的な役割を果たすことに繋がることが期待される。
(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】国際保健課題に対する取組のギャップ分析及び我が国の国際保健施策の立案
に資する研究
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