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パブリックコメント「令和6年度厚生労働科学研究」 別添(令和6年度厚生労働科学研究の概要) (68 ページ)
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出典情報 | 「令和6年度厚生労働科学研究」に対する御意見募集について(8/4)《厚生労働省》 |
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を行う。
・長期感染に関する課題:抗 HIV 療法の進歩により HIV 感染症が慢性疾患化してきたこ
とに伴い、療養期間の長期化や患者の高齢化、合併症等が新たな課題となっている。こ
うした課題に対応するため、多科にまたがる医療連携や介護福祉連携等を推進する。
【期待されるアウトプット】
HIV・エイズ及びその合併症等に関する包括的な医療体制の構築、最新の知見を検討
し、診療ガイドラインの作成・改訂や、新規感染者数の減少に繋がる施策を検討する上
で基盤となる科学的根拠を構築する。また、エイズ予防指針の見直しに向けた早期治療
による医療経済的な効果の推計や長期療養・在宅療養支援体制構築のための基礎的なデ
ータを提供する。
【期待されるアウトカム】
エイズ予防指針の見直しに向けて、HIV 感染者の早期の捕捉率を向上させ、早期治療、
長期療養・在宅療養支援体制を推進するとともに、種々の合併症等への対応を含めた、
継続的な治療の提供が可能な体制を構築する。
(2)これまでの研究成果の概要、及び政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】HIV 感染症および血友病におけるチーム医療の構築と医療水準の向上を目指
した研究(令和3~5年度)
【概要】主要ジャーナルや国内外の学会で発表された、抗 HIV 療法に関する最新情報を
収集し、「抗 HIV 治療ガイドライン」の改訂を行い、2022 年3月に発行した。
【成果の活用】「抗 HIV 治療ガイドライン」は HIV 感染症治療に関する公的なガイドラ
インとしては国内唯一のものであり、提唱する治療開始基準や治療推奨薬は国内 HIV 診
療の重要な指針となっている。
【課題名】HIV 感染症の医療体制の整備に関する研究(令和5~7年度)
【概要】HIV 感染者の紹介、相談等に利用できるよう、エイズ拠点病院情報をまとめた
「エイズ拠点病院診療案内」の改訂を行った。
【成果の活用】2023 年2月に「エイズ拠点病院診療案内」の WEB 版が更新された。医療
従事者、行政及び HIV 感染者等が HIV 感染症治療に携わる医療施設に関する情報源とし
て活用することが期待されている。
2 令和6年度に推進する研究課題
(1)継続研究課題のうち優先的に推進する研究課題(増額要求等する課題)の概要、及び
期待される研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】HIV 検査体制の改善と効果的な受験勧奨のための研究
【概要】これまで、新型コロナウイルス感染症の流行による、HIV 感染症の保健所検査
への影響を分析した。令和6年度は健康危機発生時にも対応可能な検査体制を検討する
ために、これまでの研究成果を集約し各地域に適した検査モデルの構築、評価を行い、
より詳細な分析を行う必要がある。
【成果の活用】新型コロナウイルス感染症流行後の新たな HIV 検査体制構築に資する提
言を行うことを目指す。
【課題名】HIV 感染血友病に対する悪性腫瘍スクリーニング法と非侵襲的治療法の確立
のための研究
【概要】過去の研究で実施された血友病/HIV/HCV 感染者に対する癌スクリーニング研
究の結果をまとめた手引きを作成し、ホームページ上で公開した。また非侵襲的治療法
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・長期感染に関する課題:抗 HIV 療法の進歩により HIV 感染症が慢性疾患化してきたこ
とに伴い、療養期間の長期化や患者の高齢化、合併症等が新たな課題となっている。こ
うした課題に対応するため、多科にまたがる医療連携や介護福祉連携等を推進する。
【期待されるアウトプット】
HIV・エイズ及びその合併症等に関する包括的な医療体制の構築、最新の知見を検討
し、診療ガイドラインの作成・改訂や、新規感染者数の減少に繋がる施策を検討する上
で基盤となる科学的根拠を構築する。また、エイズ予防指針の見直しに向けた早期治療
による医療経済的な効果の推計や長期療養・在宅療養支援体制構築のための基礎的なデ
ータを提供する。
【期待されるアウトカム】
エイズ予防指針の見直しに向けて、HIV 感染者の早期の捕捉率を向上させ、早期治療、
長期療養・在宅療養支援体制を推進するとともに、種々の合併症等への対応を含めた、
継続的な治療の提供が可能な体制を構築する。
(2)これまでの研究成果の概要、及び政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】HIV 感染症および血友病におけるチーム医療の構築と医療水準の向上を目指
した研究(令和3~5年度)
【概要】主要ジャーナルや国内外の学会で発表された、抗 HIV 療法に関する最新情報を
収集し、「抗 HIV 治療ガイドライン」の改訂を行い、2022 年3月に発行した。
【成果の活用】「抗 HIV 治療ガイドライン」は HIV 感染症治療に関する公的なガイドラ
インとしては国内唯一のものであり、提唱する治療開始基準や治療推奨薬は国内 HIV 診
療の重要な指針となっている。
【課題名】HIV 感染症の医療体制の整備に関する研究(令和5~7年度)
【概要】HIV 感染者の紹介、相談等に利用できるよう、エイズ拠点病院情報をまとめた
「エイズ拠点病院診療案内」の改訂を行った。
【成果の活用】2023 年2月に「エイズ拠点病院診療案内」の WEB 版が更新された。医療
従事者、行政及び HIV 感染者等が HIV 感染症治療に携わる医療施設に関する情報源とし
て活用することが期待されている。
2 令和6年度に推進する研究課題
(1)継続研究課題のうち優先的に推進する研究課題(増額要求等する課題)の概要、及び
期待される研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】HIV 検査体制の改善と効果的な受験勧奨のための研究
【概要】これまで、新型コロナウイルス感染症の流行による、HIV 感染症の保健所検査
への影響を分析した。令和6年度は健康危機発生時にも対応可能な検査体制を検討する
ために、これまでの研究成果を集約し各地域に適した検査モデルの構築、評価を行い、
より詳細な分析を行う必要がある。
【成果の活用】新型コロナウイルス感染症流行後の新たな HIV 検査体制構築に資する提
言を行うことを目指す。
【課題名】HIV 感染血友病に対する悪性腫瘍スクリーニング法と非侵襲的治療法の確立
のための研究
【概要】過去の研究で実施された血友病/HIV/HCV 感染者に対する癌スクリーニング研
究の結果をまとめた手引きを作成し、ホームページ上で公開した。また非侵襲的治療法
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