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パブリックコメント「令和6年度厚生労働科学研究」 別添(令和6年度厚生労働科学研究の概要) (55 ページ)
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出典情報 | 「令和6年度厚生労働科学研究」に対する御意見募集について(8/4)《厚生労働省》 |
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が構築されるよう、地域特性に応じた多様な支援モデルを科学的根拠に基づいて示す必
要がある。令和6年度は、令和5年度に実施した全国規模での実態調査の結果と収集し
た先進事例をさらに詳細に分析し、具体的な支援システムの検討を行う必要がある。
【成果の活用】医療資源や交通手段の確保等が困難なために認知症疾患への医療・ケア
の提供に課題が生じている地域において、シームレスな医療介護提供体制を構築・維持
するための方法を示し、自治体で活用可能な資料を作成、周知する。
【課題名】若年性認知症の病態、診療およびその援助に関する実態調査と、治療および
支援に導くプロセスを検討する研究(令和5~7年度)
【概要】現役世代での発症となる若年性認知症については、就労や育児、経済的問題等
の課題が多いが、疾患の気づきから支援につなげていくための取組は未だ不十分であ
る。そのため本研究では、若年性認知症の病態、診療およびその支援ニーズに係る実態
調査および症例の前向き観察を行い、適切な治療および支援に導くプロセスを検討す
る。
【成果の活用】本研究で得られた実態調査・検討結果は、若年性認知症支援コーディネ
ート等、若年性認知症の人の支援に係る施策の方向性を横断的に検討する材料とする。
【課題名】認知症の病態の進行に影響する標準的な重症化因子の特定と進行予測への効
果的な介入方法の確立のための研究(令和5~7年度)
【概要】認知症の病態については、アルツハイマー病の解明が進められてきているが、
多くの神経変性疾患が長期経過をとる多様な認知症について、背景疾患の特徴や、臨床
バイオマーカーなどの因子に注目して、神経病理学検索などの科学的根拠に基づく重症
化リスクを踏まえた標準的な治療法や有効な介入方策を検討する必要がある。本研究で
は、標準的治療法や有効な介入方策について、多職種連携や IoT の活用を視野に入れた
効果的な患者・家族教育方法を明らかにし、地域において活用できる方策を検証する。
【成果の活用】認知症の進行の応じた効果的な介入方法の検証結果を、地域において構
築される認知症医療介護システムにおいて活用できるよう周知する。
(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】認知症医療の進展に伴う社会的課題への対応のための研究
【概要】認知症施策推進大綱に沿って施策が進められてきているが、今般、早期アルツ
ハイマー病の新たな疾患修飾薬レカネマブが承認申請され、その診断に必要な脳内アミ
ロイドを検出するためのバイオマーカーの開発が進み、社会的関心が高まっている。一
方、疾患修飾薬はその適応が早期アルツハイマー病に限定されるため、適応外となる多
くの認知症の人も含め、新しい認知症の医療・介護体制の整備の方向性の検討が早急に
必要である。
本研究においては、新たなアルツハイマー病の治療薬である疾患修飾薬開発に伴う認
知症医療の新たな課題について、介護領域も含む社会的課題の調査・分析を進めるとと
もに、AMED 研究等と連携し、疾患修飾薬やバイオマーカーの開発などの医学の進展に沿
った診断治療体制の構築に伴う、認知症研究および認知症施策の方向性について検討す
る。
【成果の活用】今後の認知症施策を検討するための検討材料とする。
【課題名】認知症の有病率へ影響を与える因子の解明のための調査研究
【概要】認知症の有病率は各種要因により変化する可能性があることが先行研究等にお
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要がある。令和6年度は、令和5年度に実施した全国規模での実態調査の結果と収集し
た先進事例をさらに詳細に分析し、具体的な支援システムの検討を行う必要がある。
【成果の活用】医療資源や交通手段の確保等が困難なために認知症疾患への医療・ケア
の提供に課題が生じている地域において、シームレスな医療介護提供体制を構築・維持
するための方法を示し、自治体で活用可能な資料を作成、周知する。
【課題名】若年性認知症の病態、診療およびその援助に関する実態調査と、治療および
支援に導くプロセスを検討する研究(令和5~7年度)
【概要】現役世代での発症となる若年性認知症については、就労や育児、経済的問題等
の課題が多いが、疾患の気づきから支援につなげていくための取組は未だ不十分であ
る。そのため本研究では、若年性認知症の病態、診療およびその支援ニーズに係る実態
調査および症例の前向き観察を行い、適切な治療および支援に導くプロセスを検討す
る。
【成果の活用】本研究で得られた実態調査・検討結果は、若年性認知症支援コーディネ
ート等、若年性認知症の人の支援に係る施策の方向性を横断的に検討する材料とする。
【課題名】認知症の病態の進行に影響する標準的な重症化因子の特定と進行予測への効
果的な介入方法の確立のための研究(令和5~7年度)
【概要】認知症の病態については、アルツハイマー病の解明が進められてきているが、
多くの神経変性疾患が長期経過をとる多様な認知症について、背景疾患の特徴や、臨床
バイオマーカーなどの因子に注目して、神経病理学検索などの科学的根拠に基づく重症
化リスクを踏まえた標準的な治療法や有効な介入方策を検討する必要がある。本研究で
は、標準的治療法や有効な介入方策について、多職種連携や IoT の活用を視野に入れた
効果的な患者・家族教育方法を明らかにし、地域において活用できる方策を検証する。
【成果の活用】認知症の進行の応じた効果的な介入方法の検証結果を、地域において構
築される認知症医療介護システムにおいて活用できるよう周知する。
(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】認知症医療の進展に伴う社会的課題への対応のための研究
【概要】認知症施策推進大綱に沿って施策が進められてきているが、今般、早期アルツ
ハイマー病の新たな疾患修飾薬レカネマブが承認申請され、その診断に必要な脳内アミ
ロイドを検出するためのバイオマーカーの開発が進み、社会的関心が高まっている。一
方、疾患修飾薬はその適応が早期アルツハイマー病に限定されるため、適応外となる多
くの認知症の人も含め、新しい認知症の医療・介護体制の整備の方向性の検討が早急に
必要である。
本研究においては、新たなアルツハイマー病の治療薬である疾患修飾薬開発に伴う認
知症医療の新たな課題について、介護領域も含む社会的課題の調査・分析を進めるとと
もに、AMED 研究等と連携し、疾患修飾薬やバイオマーカーの開発などの医学の進展に沿
った診断治療体制の構築に伴う、認知症研究および認知症施策の方向性について検討す
る。
【成果の活用】今後の認知症施策を検討するための検討材料とする。
【課題名】認知症の有病率へ影響を与える因子の解明のための調査研究
【概要】認知症の有病率は各種要因により変化する可能性があることが先行研究等にお
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