よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


パブリックコメント「令和6年度厚生労働科学研究」 別添(令和6年度厚生労働科学研究の概要) (6 ページ)

公開元URL
出典情報 「令和6年度厚生労働科学研究」に対する御意見募集について(8/4)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

により、国際社会における我が国のプレゼンスを高める。
・統計調査における医療機関等の報告者や集計者の負担軽減等の効率化を図ることによ
り、我が国の厚生労働統計の精度の向上につながる。
・厚生労働統計の精度の向上によってデータの質が向上し、我が国の社会保障関係施策
の企画立案や課題解決に貢献する。
・政府全体の公的統計の整備に関する施策の推進に貢献する。
(2)これまでの研究成果の概要、及び政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】地域包括ケアシステムにおいて活用可能な国際生活機能分類(ICF)による多
領域にまたがる評価手法の確立に資する研究(令和2~4年度)
【概要】疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD)第 11 版 V 章のリハビリテーショ
ンの臨床における実用に向けた活用モデルの作成と検証、障害福祉事業所における WHO
Disability Assessment Schedule2.0 のスクリーニングツールとしての活用に向けた検
証、教育分野における ICF を活用した項目セットの妥当性の検証を実施した。
【成果の活用】地域包括ケアシステムにおいて活用可能な多領域にまたがる ICF の評価
手法の確立に向けた基礎資料として活用された。
【課題名】患者調査の効率的な実施手法の確立に資する研究(令和3~4年度)
【概要】患者調査の効率的な実施手法について検討するために、厚生労働省担当課・病
院・診療所・歯科診療所へのアンケート調査・インタビューを行い、患者調査の効率化
を阻害する要因を分析した。
【成果の活用】患者調査の効率化の一助となる ICT ツールのプロトタイプの作成に寄与
した。
【課題名】我が国における ICD-11 コーディング導入に関する問題点の抽出と解決及び
先進国における疾病統計に係る情報分析(令和元~3年度)
【概要】ICD-11 を導入するにあたっての疾病コーディングにおける課題を検証し、また
ICD-11 導入の準備状況について 17 カ国へ調査を行った。
【成果の活用】ICD-11 やコーディングに関する基礎的知識に関する教材を開発し、普及
啓発を行うとともに、我が国における今後の対応を検討するための基礎資料として活用
された。
2 令和6年度に推進する研究課題
(1)継続研究課題のうち優先的に推進する研究課題(増額要求等する課題)の概要、及び
期待される研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】統計基準「疾病、傷害及び死因の統計分類」の告示改正に関する公的統計へ
の影響分析の研究
【概要】ICD-11 は 2022 年1月に発効された。我が国において、ICD は統計法に基づく
統計基準として告示されており、現行の ICD-10 から ICD-11 への移行に伴う検証が必要
である。特に、告示されている分類表のうち、死因分類表と疾病分類表に相当するもの
が 2023 年当初に WHO から公表されたことを受け、国内で活用する新たな分類表に関す
る検討を行い、公的統計への影響について早急に分析を行う必要がある。
【成果の活用】ICD-11 に対応した統計基準の検討を踏まえて ICD-11 を我が国の公的統
計へ適用するとともに、統計を作成する側、利用する側双方に ICD-11 への移行による
影響を示すことが期待される。

5