よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


パブリックコメント「令和6年度厚生労働科学研究」 別添(令和6年度厚生労働科学研究の概要) (7 ページ)

公開元URL
出典情報 「令和6年度厚生労働科学研究」に対する御意見募集について(8/4)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】International Classification of Health Interventions (ICHI) の国内普
及の更なる促進に資する研究
【概要】保健・医療関連行為に関して、WHO は早期の ICHI final 版の公表を目指し、開
発を進めている。新しい国際統計分類である本文類の海外での活用検討状況を踏まえ
て、我が国での活用方法を提案するとともに、ICHI final 版公表後に翻訳を行い、日本
語版を活用して継続的な教育・普及を行うスキームを確立する。
【成果の活用】将来的に、我が国の臨床に即した国際統計分類を利用して、保健医療に
係る施策立案に必要なデータを収集する際に、ICHI の日本語版及び日本に適した ICHI
の利用方法の検討について整理された基礎資料として活用することが期待される。
【課題名】公的統計における NDB(National Database)データ併用可能性の検証のため
の研究
【概要】行政記録情報かつビッグデータである NDB を、患者調査をはじめとした公的統
計に併用して活用する方法を確立することによって、より精度の高い統計が広く一般に
利用できるようにするとともに、現行の調査における調査対象者の負担軽減及び統計作
成者の業務効率化に資することを目標とする。実際の NDB データの集計結果と、患者調
査等の公表値の比較を行うとともに、それぞれの集計項目の定義情報を踏まえた上で、
NDB の集計結果と患者調査等の公的統計の併用可能性について検証する。
【成果の活用】通年の悉皆データを集積している NDB の特性を生かした既存の公的統計
の充実及び集計結果の医療行政政策への活用、NDB の併用が可能な場合における記入者
負担軽減策などについて、令和8年患者調査の企画立案に資する基礎資料になることが
期待される。
【課題名】介護サービス施設・事業所調査の行政記録情報による代替可能性の検証のた
めの調査研究
【概要】介護サービス情報公表システムのデータを精査し、令和2年~4年調査の介護
サービス施設・事業所調査に対応するデータと突合し、検証用のデータを作成する。そ
して検証用データを集計し、実際の調査結果との誤差等について検証及び代替可能性に
ついて評価する。さらに高度な統計学の専門的知見から、詳細票の調査項目(実人員や
定員)の見直しに向けた検討に必要な提言を行う。
【成果の活用】介護サービス施設・事業所調査の詳細票の調査項目を見直し、都道府県、
調査担当職員、調査委託事業者の業務負担軽減及び経費削減を図る。

6