よむ、つかう、まなぶ。
パブリックコメント「令和6年度厚生労働科学研究」 別添(令和6年度厚生労働科学研究の概要) (62 ページ)
出典
公開元URL | |
出典情報 | 「令和6年度厚生労働科学研究」に対する御意見募集について(8/4)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
研究事業名
新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業
1 研究事業の概要
(1)研究事業の目的・目標
【背景】
新興感染症・再興感染症は、その発生のたびに治療薬の発達や予防接種の普及によっ
て制御されてきたが、未知・既知の感染症は今後も再び猛威をふるう可能性を有してい
る。アフリカでのエボラ出血熱の再流行、H5N1 鳥インフルエンザが世界中で猛威をふる
っている他、世界各地に拡大しているサル痘(エムポックス)が日本国内でも継続して
確認されている。また、国際渡航の再開や社会活動の増加等により、感染症の輸入事例
の増加も懸念される。
このような状況の中、感染症危機管理機能の強化、迅速かつ正確な病原体診断を全国
規模で実施できるラボネットワークの整備、感染症指定医療機関の機能の充実、安全性
及び有効性を踏まえた費用対効果の高い予防接種体制の構築等が必要である。
加えて、新型コロナウイルス感染症の流行を経験し、新興感染症対策や予防接種に対
する国民の期待はより一層の高まりをみせていることから、本事業では、感染症の潜在
的なリスクに備え、必要な行政対応の科学的根拠を示し、感染症から国民の健康を守る
ための研究を実施する。
なお、特にワクチンについては、麻疹・風疹等の定期予防接種の接種率が低下してお
り、ワクチンの安全性や有効性を検証する質の高い疫学研究の実施や、ワクチンの安全
性等のモニタリング等に資する全国の接種記録等のデータベースを用いた研究等、効果
的かつ効率的な評価体制の構築等が求められている。
【事業目標】
① 国内での発生が危惧される新興・再興感染症に対して、科学的なエビデンスに基づ
いた政策を推進するための研究を行う。
② 適正かつ継続的な予防接種政策を行うため、ワクチンの有効性・安全性及び費用対
効果に関する評価を行うとともに、効果的かつ効率的なワクチンの評価のための基盤
構築や、国民等に対する情報提供に関する研究を行う。
【研究のスコープ】
① 感染症に関する危機管理機能の強化に資する研究
外国で発生している感染症や国内外で発見された新たな病原体等について情報集約
を行い、我が国への侵入リスクや動物-ヒト間やヒト-ヒト間の伝播リスク、とるべ
き対策を評価・分析するとともに、我が国への病原体の侵入を阻止する水際対策、
国内流行を早期に抑える封じ込め対策、流行のピークを抑える感染拡大防止対策、
様々な状況に応じた体系的な感染予防・管理手法の検討、危機対応医薬品等の研究
開発・備蓄等の包括的な危機管理能力の向上に資する研究を行う。
② 感染症法に基づく感染症予防基本指針の改定、特定感染症予防指針の策定・改訂及
び感染症対策の総合的な推進に資する研究
感染症法第 10 条に基づき、厚生労働大臣が感染症の予防の総合的な推進を図るた
めに定めた基本指針の改訂や、同法 11 条に基づき、同大臣が特に総合対策を推進す
る必要があると指定した疾患について定めた特定感染症予防指針について、策定及
び改訂に資する研究を行う。
③ 感染症サーベイランス機能の強化に資する研究
61
新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業
1 研究事業の概要
(1)研究事業の目的・目標
【背景】
新興感染症・再興感染症は、その発生のたびに治療薬の発達や予防接種の普及によっ
て制御されてきたが、未知・既知の感染症は今後も再び猛威をふるう可能性を有してい
る。アフリカでのエボラ出血熱の再流行、H5N1 鳥インフルエンザが世界中で猛威をふる
っている他、世界各地に拡大しているサル痘(エムポックス)が日本国内でも継続して
確認されている。また、国際渡航の再開や社会活動の増加等により、感染症の輸入事例
の増加も懸念される。
このような状況の中、感染症危機管理機能の強化、迅速かつ正確な病原体診断を全国
規模で実施できるラボネットワークの整備、感染症指定医療機関の機能の充実、安全性
及び有効性を踏まえた費用対効果の高い予防接種体制の構築等が必要である。
加えて、新型コロナウイルス感染症の流行を経験し、新興感染症対策や予防接種に対
する国民の期待はより一層の高まりをみせていることから、本事業では、感染症の潜在
的なリスクに備え、必要な行政対応の科学的根拠を示し、感染症から国民の健康を守る
ための研究を実施する。
なお、特にワクチンについては、麻疹・風疹等の定期予防接種の接種率が低下してお
り、ワクチンの安全性や有効性を検証する質の高い疫学研究の実施や、ワクチンの安全
性等のモニタリング等に資する全国の接種記録等のデータベースを用いた研究等、効果
的かつ効率的な評価体制の構築等が求められている。
【事業目標】
① 国内での発生が危惧される新興・再興感染症に対して、科学的なエビデンスに基づ
いた政策を推進するための研究を行う。
② 適正かつ継続的な予防接種政策を行うため、ワクチンの有効性・安全性及び費用対
効果に関する評価を行うとともに、効果的かつ効率的なワクチンの評価のための基盤
構築や、国民等に対する情報提供に関する研究を行う。
【研究のスコープ】
① 感染症に関する危機管理機能の強化に資する研究
外国で発生している感染症や国内外で発見された新たな病原体等について情報集約
を行い、我が国への侵入リスクや動物-ヒト間やヒト-ヒト間の伝播リスク、とるべ
き対策を評価・分析するとともに、我が国への病原体の侵入を阻止する水際対策、
国内流行を早期に抑える封じ込め対策、流行のピークを抑える感染拡大防止対策、
様々な状況に応じた体系的な感染予防・管理手法の検討、危機対応医薬品等の研究
開発・備蓄等の包括的な危機管理能力の向上に資する研究を行う。
② 感染症法に基づく感染症予防基本指針の改定、特定感染症予防指針の策定・改訂及
び感染症対策の総合的な推進に資する研究
感染症法第 10 条に基づき、厚生労働大臣が感染症の予防の総合的な推進を図るた
めに定めた基本指針の改訂や、同法 11 条に基づき、同大臣が特に総合対策を推進す
る必要があると指定した疾患について定めた特定感染症予防指針について、策定及
び改訂に資する研究を行う。
③ 感染症サーベイランス機能の強化に資する研究
61