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パブリックコメント「令和6年度厚生労働科学研究」 別添(令和6年度厚生労働科学研究の概要) (14 ページ)
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出典情報 | 「令和6年度厚生労働科学研究」に対する御意見募集について(8/4)《厚生労働省》 |
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研究事業名
地球規模保健課題解決推進のための行政施策に関する研究事業
1 研究事業の概要
(1)研究事業の目的・目標
【背景】
新型コロナウイルス感染症の世界的流行は、生命、生活、所得・雇用、居住、医療、
福祉等様々な問題を引き起こした。このように、地球規模の保健課題は、近年国際社会
における重要性が非常に高まっており、国際保健の枠組の見直しも視野に入れ、世界保
健機関(WHO)のみならず、国連総会、G7及び G20 等の主要な国際会議において重要な
議題となっている。また、平成 27(2015)年9月の国連総会で採択された「持続可能な
開発目標」
(SDGs)では、保健分野のゴールが引き続き設定され、国際的な取組が一層強
化されている。
我が国では「国際的に脅威となる感染症対策の強化に関する基本方針」、
「グローバル
ヘルス戦略」、「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画・フォローアップ
2022」、「骨太方針(経済財政運営と改革の基本方針 2022)」、「統合イノベーション戦略
2022」及び「健康・医療戦略」等、国際保健に関連する政府方針・戦略が相次いで策定
されている。これらの方針・戦略では、我が国が地球規模保健課題の取組に貢献するこ
とが政策目標とされ、国際機関等との連携によるユニバーサル・ヘルス・カバレッジ
(UHC)や健康安全保障の推進、健康・医療に関する国際展開の促進等が謳われている。
我が国は、国を挙げて SDGs の達成に向けて取り組んできた中で、平成 31(令和元)
(2019)年に G20 大阪サミット、G20 岡山保健大臣会合を主催し、令和2(2020)年に
は UHC フォーラム 2020 をバンコクにて共催した。また、新型コロナウイルス感染症に
対する国際的な対応においても、諸外国や国際機関と連携し、新規の協力枠組の創設を
含めて、多大なる貢献を行ってきた。さらに、令和3(2021)年には東京栄養サミット
を主催し、令和5(2023)年には再び議長国として G7会合を主催し、国際保健分野に
おける様々な場面で議論を主導している。
【事業目標】
地球規模の保健課題を対処するために、国際社会における協調と連携の重要性が高ま
る中、限られた財源を戦略的に活用して保健分野における国際政策を主導し、国際技術
協力等を強化することを通じて、より効果的・効率的に国際保健に貢献し、地球規模保
健課題への取組を通じてより持続可能で強靱な国際社会の構築を目指す。
【研究のスコープ】
(ア)新型コロナウイルス感染症対策を含む、保健関連の SDGs の達成及びそれに向
けた状況評価
(イ)我が国が関与する国際会議の成果評価、及び将来関与する会議に向けた準備
とその終了後の成果評価
(ウ)国際保健政策人材の育成
(エ)保健関連の国際機関・団体に対するより戦略的・効果的な資金拠出と関与の
方法の検討
【期待されるアウトプット】
(ア)保健関連の SDGs には、UHC の達成、生涯を通じた健康の確保、感染症対策、
非感染性疾患の予防と治療、精神保健及びウェルビーイングの促進等が含まれる。令和
12(2030)年までに我が国及び我が国が支援を行っている各国で SDGs を達成するため
に、中間年である令和5(2023)年の状況を踏まえた対策の立案及び進捗状況評価を行
う。
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地球規模保健課題解決推進のための行政施策に関する研究事業
1 研究事業の概要
(1)研究事業の目的・目標
【背景】
新型コロナウイルス感染症の世界的流行は、生命、生活、所得・雇用、居住、医療、
福祉等様々な問題を引き起こした。このように、地球規模の保健課題は、近年国際社会
における重要性が非常に高まっており、国際保健の枠組の見直しも視野に入れ、世界保
健機関(WHO)のみならず、国連総会、G7及び G20 等の主要な国際会議において重要な
議題となっている。また、平成 27(2015)年9月の国連総会で採択された「持続可能な
開発目標」
(SDGs)では、保健分野のゴールが引き続き設定され、国際的な取組が一層強
化されている。
我が国では「国際的に脅威となる感染症対策の強化に関する基本方針」、
「グローバル
ヘルス戦略」、「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画・フォローアップ
2022」、「骨太方針(経済財政運営と改革の基本方針 2022)」、「統合イノベーション戦略
2022」及び「健康・医療戦略」等、国際保健に関連する政府方針・戦略が相次いで策定
されている。これらの方針・戦略では、我が国が地球規模保健課題の取組に貢献するこ
とが政策目標とされ、国際機関等との連携によるユニバーサル・ヘルス・カバレッジ
(UHC)や健康安全保障の推進、健康・医療に関する国際展開の促進等が謳われている。
我が国は、国を挙げて SDGs の達成に向けて取り組んできた中で、平成 31(令和元)
(2019)年に G20 大阪サミット、G20 岡山保健大臣会合を主催し、令和2(2020)年に
は UHC フォーラム 2020 をバンコクにて共催した。また、新型コロナウイルス感染症に
対する国際的な対応においても、諸外国や国際機関と連携し、新規の協力枠組の創設を
含めて、多大なる貢献を行ってきた。さらに、令和3(2021)年には東京栄養サミット
を主催し、令和5(2023)年には再び議長国として G7会合を主催し、国際保健分野に
おける様々な場面で議論を主導している。
【事業目標】
地球規模の保健課題を対処するために、国際社会における協調と連携の重要性が高ま
る中、限られた財源を戦略的に活用して保健分野における国際政策を主導し、国際技術
協力等を強化することを通じて、より効果的・効率的に国際保健に貢献し、地球規模保
健課題への取組を通じてより持続可能で強靱な国際社会の構築を目指す。
【研究のスコープ】
(ア)新型コロナウイルス感染症対策を含む、保健関連の SDGs の達成及びそれに向
けた状況評価
(イ)我が国が関与する国際会議の成果評価、及び将来関与する会議に向けた準備
とその終了後の成果評価
(ウ)国際保健政策人材の育成
(エ)保健関連の国際機関・団体に対するより戦略的・効果的な資金拠出と関与の
方法の検討
【期待されるアウトプット】
(ア)保健関連の SDGs には、UHC の達成、生涯を通じた健康の確保、感染症対策、
非感染性疾患の予防と治療、精神保健及びウェルビーイングの促進等が含まれる。令和
12(2030)年までに我が国及び我が国が支援を行っている各国で SDGs を達成するため
に、中間年である令和5(2023)年の状況を踏まえた対策の立案及び進捗状況評価を行
う。
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