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パブリックコメント「令和6年度厚生労働科学研究」 別添(令和6年度厚生労働科学研究の概要) (22 ページ)
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出典情報 | 「令和6年度厚生労働科学研究」に対する御意見募集について(8/4)《厚生労働省》 |
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【課題名】がん患者に対する質の高いアピアランスケア(※)の実装に資する研究(令
和2~4年度)
【概要】アピアランスケアの質の均てん化に向けた手法と課題の整理のため、アピアラ
ンスケアのガイドライン 2021 改訂版を作成や、医療従事者向けの e-learning の効果検
証等を行った。
(※)アピアランスケア:外見の変化に起因するがん患者の苦痛を軽減するケア
【成果の活用】令和5年度より実施する「アピアランス支援モデル事業」においては、
ガイドライン、e-learning システム等の成果を踏まえた医療従事者による相談支援、情
報提供を行うとともに、効果的な支援体制について検証を行い、全国展開を図る予定で
ある。
【課題名】全ゲノム解析を基盤としたがんゲノム医療の実装に向けた患者還元、解析・
データセンター、ELSI 体制構築についての研究(令和3~5年度)
【概要】がんの全ゲノム解析等の推進に向け、解析結果の患者への還元、解析・データ
センター、ELSI、事業実施準備室の体制等における課題の整理および検討を行い、
「全ゲ
ノム解析等の推進に係る専門委員会」へ検討結果を提案した。
【成果の活用】参画医療機関の要件や医療に資するゲノム解析の品質基準の策定、ゲノ
ムおよび臨床情報の利活用に関する倫理的・法的・社会的課題の整理および患者・市民
参画の促進、
「全ゲノム解析等実行計画」のもとに設置予定の事業実施組織(仮称)の準
備室の体制整備に寄与することが期待される。
2 令和6年度に推進する研究課題
(1)継続研究課題のうち優先的に推進する研究課題(増額要求等する課題)の概要、及び
期待される研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】がん遺伝子パネル検査による遺伝子プロファイリングに基づく複数の分子標
的治療に関する患者申出療養の円滑な提供体制の構築に資する研究
【概要】がん遺伝子パネル検査で判明した遺伝子異常の結果、治療候補となる医薬品が
適応外使用となる場合、薬事承認・保険適用までの間にも患者が治療薬にアクセスでき
る体制が必要である。がん種横断的に医薬品の治療効果を探索する研究を、患者申出療
養等の保険外併用療養費制度のもとで実施する体制を構築し、その体制のもとで実施さ
れた臨床データが治験等に必要な条件や体制整備について検討する。また、がん遺伝子
パネル検査後の出口戦略として、アンブレラ型試験(1つのがん種を対照として、がん
の生存や増殖に関わるドライバー遺伝子を特定し、その遺伝子を標的とする薬剤を投与
する試験)や、バスケット型試験(特定のドライバー遺伝子を有する複数のがん種を対
照として、その遺伝子を標的とする薬剤を投与する試験)を円滑に提供できる持続的な
体制を構築するための政策提言を行う。
【成果の活用】がん遺伝子パネル検査は、今後さらに広く実施されることが見込まれ、
その検査の結果から治療に結びつけるための臨床試験の重要性が高まることが想定さ
れることを踏まえ、がん遺伝子パネル検査後の患者申出療養の円滑な提供体制を構築す
るとともに、がん遺伝子パネル検査後の出口戦略として、バスケット型試験やアンブレ
ラ型試験を円滑に維持するための政策策定のための検討材料とする。
【課題名】がん罹患前より障害があるがん患者に対する医療機関における適切な医療・
支援の実装に資する研究
【概要】障害がある方への情報の取得及び利用、意思疎通のための取り組みを行うこと
が求められていることから、障害があるがん患者の医療・支援へのアクセスや情報提供
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和2~4年度)
【概要】アピアランスケアの質の均てん化に向けた手法と課題の整理のため、アピアラ
ンスケアのガイドライン 2021 改訂版を作成や、医療従事者向けの e-learning の効果検
証等を行った。
(※)アピアランスケア:外見の変化に起因するがん患者の苦痛を軽減するケア
【成果の活用】令和5年度より実施する「アピアランス支援モデル事業」においては、
ガイドライン、e-learning システム等の成果を踏まえた医療従事者による相談支援、情
報提供を行うとともに、効果的な支援体制について検証を行い、全国展開を図る予定で
ある。
【課題名】全ゲノム解析を基盤としたがんゲノム医療の実装に向けた患者還元、解析・
データセンター、ELSI 体制構築についての研究(令和3~5年度)
【概要】がんの全ゲノム解析等の推進に向け、解析結果の患者への還元、解析・データ
センター、ELSI、事業実施準備室の体制等における課題の整理および検討を行い、
「全ゲ
ノム解析等の推進に係る専門委員会」へ検討結果を提案した。
【成果の活用】参画医療機関の要件や医療に資するゲノム解析の品質基準の策定、ゲノ
ムおよび臨床情報の利活用に関する倫理的・法的・社会的課題の整理および患者・市民
参画の促進、
「全ゲノム解析等実行計画」のもとに設置予定の事業実施組織(仮称)の準
備室の体制整備に寄与することが期待される。
2 令和6年度に推進する研究課題
(1)継続研究課題のうち優先的に推進する研究課題(増額要求等する課題)の概要、及び
期待される研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】がん遺伝子パネル検査による遺伝子プロファイリングに基づく複数の分子標
的治療に関する患者申出療養の円滑な提供体制の構築に資する研究
【概要】がん遺伝子パネル検査で判明した遺伝子異常の結果、治療候補となる医薬品が
適応外使用となる場合、薬事承認・保険適用までの間にも患者が治療薬にアクセスでき
る体制が必要である。がん種横断的に医薬品の治療効果を探索する研究を、患者申出療
養等の保険外併用療養費制度のもとで実施する体制を構築し、その体制のもとで実施さ
れた臨床データが治験等に必要な条件や体制整備について検討する。また、がん遺伝子
パネル検査後の出口戦略として、アンブレラ型試験(1つのがん種を対照として、がん
の生存や増殖に関わるドライバー遺伝子を特定し、その遺伝子を標的とする薬剤を投与
する試験)や、バスケット型試験(特定のドライバー遺伝子を有する複数のがん種を対
照として、その遺伝子を標的とする薬剤を投与する試験)を円滑に提供できる持続的な
体制を構築するための政策提言を行う。
【成果の活用】がん遺伝子パネル検査は、今後さらに広く実施されることが見込まれ、
その検査の結果から治療に結びつけるための臨床試験の重要性が高まることが想定さ
れることを踏まえ、がん遺伝子パネル検査後の患者申出療養の円滑な提供体制を構築す
るとともに、がん遺伝子パネル検査後の出口戦略として、バスケット型試験やアンブレ
ラ型試験を円滑に維持するための政策策定のための検討材料とする。
【課題名】がん罹患前より障害があるがん患者に対する医療機関における適切な医療・
支援の実装に資する研究
【概要】障害がある方への情報の取得及び利用、意思疎通のための取り組みを行うこと
が求められていることから、障害があるがん患者の医療・支援へのアクセスや情報提供
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