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パブリックコメント「令和6年度厚生労働科学研究」 別添(令和6年度厚生労働科学研究の概要) (69 ページ)

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出典情報 「令和6年度厚生労働科学研究」に対する御意見募集について(8/4)《厚生労働省》
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確立のために、肝細胞癌に対する重粒子線治療を行った。令和6年度は癌スクリーニン
グ研究や重粒子線治療を継続して、より正確な疫学データの把握や治療手順を確立する
ために、研究体制をさらに強化する必要がある。
【成果の活用】最新の知見を全国の医療機関に発信している。
【課題名】HIV 感染症の医療体制の整備に関する研究
【概要】HIV 感染症が慢性疾患化し、患者の高齢化や合併症等新たな課題が生じている。
要介護の HIV 感染者や、合併症を伴う HIV 感染者等に対処するためには、医療従事者の
育成や、医療従事者の多職種連携が必要である。新型コロナウイルス感染症の影響によ
り対面での会議が減少していたが、オンラインによる研修会の開催や、多職種間の連携
会議の開催等を行い、医療従事者の育成と多職種間連携をより一層推進する必要があ
る。
【成果の活用】エイズ診療を担ってきた医師の定年による後継者不足の解消や、患者の
高齢化等の新たな課題に対応できる医療体制構築を目指す。
(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】HIV 感染症診療の提供体制の評価及び改善のための研究
【概要】エイズ拠点病院以外の医療機関でのエイズ診療体制の構築や、エイズ非専従医
への研修等を行う。
【成果の活用】通院できる範囲にブロック拠点病院が無い地域も含めて、全国で質の高
いエイズ医療を提供できる体制の構築を目指す。
【課題名】国内外における HIV・エイズにかかる医療体制等の比較研究
【概要】国連合同エイズ計画(UNAIDS)に従い、国内のケアカスケード(HIV 感染者の診
断率、診断を受けた感染者の治療率、治療中の感染者のウイルス量抑制率の一連の評価)
や疫学指標の数値の推計を行う。
【成果の活用】UNAIDS へ日本のデータ報告を行う。また国際的基準により日本のエイズ
対策を客観的に評価し、今後のエイズ対策に活用する。
【課題名】血液製剤による HIV/HCV 重複感染患者に対する肝移植を含めた外科治療の最
適化に資する研究
【概要】重複感染患者の肝移植を含む外科治療や術中モニタリング、最適な肝移植の時
期の検討等を行う。
【成果の活用】重複感染患者における肝移植周術期プロトコルの確立や、治療ガイドラ
インの作成を目指す。
【課題名】非加熱血液凝固因子製剤による HIV 感染血友病等患者の長期療養体制の構築
のための研究
【概要】HIV 感染症の慢性疾患化による、患者の高齢化や療養期間の長期化等の新たな
課題に対応する必要がある。
【成果の活用】多診療科にまたがる医療連携や介護福祉連携ができるような長期療養に
適した医療体制の構築を目指す。
【課題名】非加熱血液凝固因子製剤による HIV 感染血友病等患者に合併する腫瘍への包
括的対策に関する研究
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